プレミアリーグ第12節、ブライトンvsシェフィールド・ユナイテッドが12日にアメックス・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ブライトンのMF三笘薫は後半からプレーした。

7位のブライトンは前節、エバートンと1-1のドローに終わってリーグ5戦未勝利に。今節では最下位に低迷するブレイズ相手にリーグ戦6試合ぶりの白星を目指した。

直近のヨーロッパリーグ(EL)では泥沼のアヤックス相手に2-0の快勝を収めたが、ダンク、ミルナー、エストゥピニャンの主力3選手が相次いで負傷。同試合の勝利を素直に喜べない形となった。引き続き厳しい台所事情で臨んだこの試合では先発6人を変更。招集外の負傷者に加え、三笘やジョアン・ペドロらをベンチスタートとし、アンス・ファティを1トップに配するなど試行錯誤のメンバー構成となった。

キックオフ直後はビルドアップの局面でバタついたブライトンだが、4分にはダフードのスルーパスに抜け出したファティが最初の枠内シュートでゴールに迫る。すると、直後の6分には左サイドから果敢にドリブルで斜めに切り込んだアディングラがDF2枚を振り切り、中央のブオナノッテに預けてボックス内に侵入。このパス交換でさらにDF3枚を越えたコートジボワール代表FWがGKとの一対一を見事に制し、ゴール左隅に右足のシュートを流し込んだ。

三笘に代わって左ウイングに入った21歳若武者の鮮烈なプレーで開始早々にリードを手にしたシーガルズは、以降は危なげなくボールを動かしながらラインが揃わない相手守備の背後やギャップを突いてチャンスを創出。15分には再び中央で背後へ抜けたファティに決定機が訪れるが、ここはGKフォダリンガムの好守に阻まれる。

早い時間帯の追加点こそ奪えなかったものの、ボールを握り倒して相手陣内でハーフコートゲームを継続するホームチーム。徐々に守備を整えてきたアウェイチームを前に流れの中では決定機まで持ち込めないが、セットプレーの二次攻撃からブオナノッテが右サイドネットを叩く際どい場面も作り出す。

さらに、前半終了間際には再びセットプレーの二次攻撃からギルモアがやや不規則な回転がかかったミドルシュートでGKフォダリンガムを脅かしたが、ここは見事なセーブに阻まれて前半の内に2点目を奪い切ることはできなかった。

迎えた後半、デ・ゼルビ監督はララナとブオナノッテを下げて三笘、ジョアン・ペドロをハーフタイム明けに投入。この交代でアディングラが右サイド、ファティがトップ下にポジションを移した。

立ち上がりには三笘のボックス内での仕掛け、ジョアン・ペドロのミドルシュートと途中出場の主力が早速存在感を発揮する。61分にはボックス手前でファティからパスを受けた三笘が鋭い縦への仕掛けでボックス左に侵入し、ニア下を狙った左足シュートを放つ。だが、これはGKフォダリンガムの好守に阻まれる。

後半も主導権を握って再三チャンスを作りながらも2点目が遠いブライトン。すると、後半半ばには試合の流れに大きな影響を与えるアクシデントが発生。69分、ギルモアへハードなタックルを見舞ったオズボーンに対して、ダフードがボールと関係ないところで踏みつける愚行を犯し、これを間近で見ていた主審は迷わずレッドカードを掲示した。

これで数的不利を背負うことになったデ・ゼルビ監督は、直後にファティとギルモアを下げてフェルトマン、バレバとフレッシュな選手を投入。だが、74分にはボックス右に抜け出したボーグルにシュート性の高速グラウンダークロスを入れられると、クリアを試みたDFウェブスターのオウンゴールに繋がり、同点に追いつかれた。

ここから試合は数的優位のブレイズが押し込む流れとなるが、ブライトンも最後の局面では身体を張った守備で何とか2失点目は許さない。

また、勝ち点1を意識しつつも三笘やアディングラといった突破力のあるアタッカーを起点としたカウンターでワンチャンスを狙う。その狙い通りに幾度か深い位置まで運んでセットプレーを獲得したが、ダンクらの不在も響いて決め切ることはできず。

結局、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、再三の決定機逸とダフードの愚行退場が響いたブライトンはリーグ6戦未勝利と苦境が続く。