マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表FWアンディ・コール氏が、日本代表MF三笘薫を引き合いに出して古巣の選手を批判した。

三笘は2022-23シーズンからプレミアリーグでプレー。得意のドリブルに加え、決定力を兼ね備えたパフォーマンスは、多くの人々を魅了。特にカタール・ワールドカップ(W杯)での「三笘の1ミリ」で世界中にその名を知らしめ、その後も高いパフォーマンスを見せたことで人気者となった。

今シーズンも高いパフォーマンスを見せる三笘。ビッグクラブも関心を寄せるほどに注目度は高まっている。

コール氏は、イギリス『Betfred』でのインタビューで今夏のチームの補強選手についてコメント。その中で、三笘と同時期にユナイテッドにやってきたブラジル代表FWアントニーについても言及。三笘を引き合いに出し、糾弾した。

「もし私がアントニーと一緒にプレーしたら気が狂うだろうね。センターフォワードとして、アントニーのような選手とプレーして、彼がゴールラインまで到達したのにクロスを入れなかったら、髪の毛を引っ張るだろう」

「ストライカーにはクロスが必要で、特にラスムス・ホイルンドはプレミアリーグでゴールを決めていない。アントニーが左足でカットインすると、10回中9回はシュートを打つだろう。ホイルンドがアントニーからチャンスを得る唯一のチャンスは、遠距離からのシュートをGKが弾いた時だけだよ」

「時々、アントニーの長所はなんだったか自問しなければいけない。周りの選手を使わず、チャンスも作らず、ゴールも決めない。彼の強みはなんだ?」

「我々は彼に多額のお金を支払った。三笘と270万ポンド(約5億円)で契約したブライトンのようなクラブを見ると、ブライトンが三笘にその金額を支払い、我々がアントニーに8600万ポンド(約160億円)を支払った時、マンチェスター・ユナイテッドはどんな市場で買い物をしているんだと問わなければいけない」

「同じ市場で買い物をしているのではないのか?(ファッションチェーンの)『Primark』や『ZARA』のようなものだ。『ZARA』でよりお金を支払って買い物をすればクオリティが上がると思っていたが、実際は『Primark』と同じだった。結局同じものにより多くの資金を支払うことになる」

「過去10年間に我々が行った移籍を見てみれば、我々は他のクラブならもっと安く獲得できたであろう選手たちに莫大な資金を費やした。これはマンチェスター・ユナイテッド税なのか?そんなことは続けていられない」

「アントニーは本当に残念なシーズンを過ごした。彼が裏で何かをしていることは理解しているが、それはさておき、結局サッカーをすることが彼の仕事であり、私は彼がチームにこれまで何をもたらしたのか理解するのに苦しんでいる。シーズンを通して調子が上がらないのなら、何が起こるかわからない。全ては監督がどれぐらい彼と一緒にいたいかによって決まる」

アントニーはピッチ上で結果を出せていない上に、元恋人への暴行疑惑なども浮上して一時的にチームを離脱。現在は復帰しているが、結局メインのサッカーでは結果が出ていない。

アントニーは今季のプレミアリーグで9試合ノーゴール。三笘は12試合3ゴール3アシスト。昨シーズンもアントニーは25試合4ゴール2アシスト、三笘は33試合7ゴール5アシスト。30倍もの移籍金の差があって、この結果では疑問視されるのも当然と言えるかもしれない。