セリエA第22節、サレルニターナvsローマが29日にスタディオ・アレーキで行われ、アウェイのローマが1-2で勝利した。

エラス・ヴェローナ戦を2-1で競り勝ってデ・ロッシ新体制の初陣を飾った8位のローマは、最下位のサレルニターナとのアウェイゲームで連勝を狙った。

先週ミッドウィークにサウジアラビアで行われたアル・シャバブとのフレンドリーマッチを戦術浸透の場として活用した青年指揮官は、イタリア代表の元同僚ピッポ・インザーギとの直接対決に向けて前節から先発3人を変更。サスペンションのパレデスと負傷のスピナッツォーラに代わってクリスタンテ、クリステンセンを起用。また、ハイセンに代わってマンチーニが復帰した。

立ち上がりからボールを握るローマは、マイボール時に相手の出方次第で可変しながら最前線のルカクやライン間に顔を出すディバラ、ペッレグリーニへ積極的に縦パスを差し込みながら前進を試みる。17分にはクリスタンテの縦パスを収めたルカクがボックス左に持ち込んで足を振っていくが、ここは相手守備のブロックに遭う。

一方、ボールを握られながらも中盤でうまく網にかけながら手数をかけないカウンターでフィニッシュのシーンを作り出すサレルニターナ。30分過ぎにはブラダリッチ、チャウナがボックス内で続けて決定的なシュートを放つが、GKルイ・パトリシオのファインセーブに阻まれる。

チームとしての狙いは窺えるものの練度の低さによって細かいミスが目立つローマは、前半終盤にかけて完全に劣勢を強いられる。幾度となくサレルニターナにフィニッシュのシーンを作られたが、最後のところで身体を張って辛くもゴールレスでハーフタイムを迎えた。

前半はシュート2本枠内0本に終わって後半も難しい展開が予想されたジャッロロッシだが、思わぬ形で先制に成功する。51分、セットプレーの場面でマッジョーレのハンドによってPKを獲得。これを名手ディバラが問題なく左隅へ蹴り込んだ。

先制後はホームチームの攻撃を受ける形となったローマだったが、これを危なげなく凌ぐと、見事な崩しから追加点を奪う。66分、右サイドでボーヴェ、ディバラと繋いで3人目の動き出しでボックス右に抜け出したカルスドルプがGKとDFの間に完璧なクロスを供給。これをファーにフリーで走り込んだペッレグリーニが右足ボレーで合わせ、2試合連続ゴールとした。

この2失点目で厳しくなったサレルニターナだが、すぐさま1点を返す。70分、左サイド深くで縦に仕掛けたチャウナが浮き球のクロスを上げると、シミーがニアでDFを引っ張った背後に走り込んだカスタノスが叩きつけるヘディングで合わせた。

このゴールをきっかけにホームチームの勢いが増すなか、なかなかカウンターで押し返せないローマはディバラやエル・シャーラウィ、ペッレグリーニと前線の選手を下げてアワール、ザレフスキ、ハイセンと守備的な選手を続けて投入。最終盤はヴェローナ戦同様に[5-3-2]の形で逃げ切り態勢に入った。

そして、何とか相手の猛攻を撥ね返し続けたローマは2試合連続で下位相手に苦戦を強いられながらも、デ・ロッシ新体制で連勝を達成。これで一気に5位浮上となった。