大韓サッカー協会(KFA)の諮問委員会は15日、韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督(59)に対して解任を勧告した。『ロイター通信』が伝えている。

ただ、代表戦力強化委員会は管理上の決定を下さず、契約が2026年北中米ワールドカップ(W杯)まで残っているクリンスマン監督の解任勧告に基づいて行動するかどうかはKFA理事会に委ねられている。

韓国はカタールW杯を終えたのち、かつてドイツ代表やアメリカ代表を指揮したドイツ人指揮官を招へい。

しかし、韓国に滞在しないことや選手選考などを含め、就任当初から同監督には批判的な声が多く、アジアカップの大会中も失点時に笑顔を見せているなど振る舞いに批判が集中した。

さらに、ヨルダン代表に敗れて準決勝敗退となったことを受け、KFAの代表戦力強化委員会はアジアカップの成果を評価する会議を開き、オンラインで会合に出席したクリンスマン監督の進退についても話し合いを行う形となった。

同会議後、KFAテクニカルディレクターのファンボ・グァン氏は記者団に対し、「さまざまな理由により、クリンスマン監督はもはや代表チームの監督としてリーダーシップを発揮できず、更迭する必要があるという結論に達した」と語った。

また、同氏は、韓国での滞在時間の短さなどクリンスマン監督の仕事に対する姿勢が国民に対して「失礼」だと見る人もいると付け加えている。

韓国ではアジアカップ後にキャプテンのFWソン・フンミンと、若手ながら主力を担うMFイ・ガンインの間での大会期間中の内紛が明かされ、チームに一体感や共通意識をもたらせなかったチームマネジメントの部分でもクリンスマン監督のリーダーとしての資質に疑問符が付いていた。
なお、クリンスマン監督を早期解任する場合には違約金がかなりかかると見られているが、KFA理事会の決断に注目が集まるところだ。