20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16・2stレグが行われ、川崎フロンターレは等々力陸上競技場に山東泰山(中国)を迎え、2-4で敗戦。2戦合計スコアは5-6となり、ベスト8進出とはならなかった。

13日の1stレグを3-2で制し、先勝した川崎F。17日には「FUJIFILM SUPER CUP 2024」を戦い、中2日で迎える一戦へは、アウェイゲームでの先発メンバーを中心に編成した。

[4-3-3]の採用し、GKにはチョン・ソンリョン、最終ラインは右から佐々木旭、大南拓磨、丸山祐市、三浦颯太と並び、アンカーには橘田健人が入る。脇坂泰斗と山本悠樹が中盤2列目を務め、3トップは右に家長昭博、左にマルシーニョ、中央にエリソンと並んだ。

等々力で迎える今季初戦だったが、5分にCKからヘディングシュートを許し、直後にもロビングボールのお見合いからシェ・ウェンネンに強烈な一振りを浴びると、8分に失点を喫する。

ビルドアップ時にパスの出しどころを探した大南がリー・ユアンイにつかまり、ボックス内まで持ち込まれると、折り返しをクリサンに頭で決められた。

反撃に転じたい川崎Fは16分、マルシーニョが左ポケットを取り、カットバックにエリソン。だが、やや後方に入ったか、シュートは打ち切れなかった。

24分には攻撃でも連係ミスが生じ、カウンターから再び失点を喫する。左CKのデザインプレーがミスとなって速攻を浴びると、最後はヴァレリ・カザイシュヴィリの絶妙な右足アウトサイドでのクロスからガオ・チュンイーに蹴り込まれた。

ぎこちないまま形勢逆転された川崎Fだったが、30分に新加入の日本代表左サイドバックが奮起する。相手の縦パスを自陣でカットした三浦が、味方へ預けて内側のレーンをスプリントし、山本からのスルーパスを引き出して左ポケットへ侵入すると、角度はない位置ながらも左足でファーへねじ込み、プロ初ゴールをマークした。

この1点でようやくリズムを取り戻した川崎F。山本、三浦を中心とした左サイドを中心に攻勢を強め、40分には山本の力を抜いた右足ミドルがクロスバーを叩く。45分には中央を切り裂く橘田のスルーパスからマルシーニョが絶好機を迎えたが、GKワン・ダーレイの好セーブに阻まれた。

後方からユニフォームを引っ張り、アフターでも足を蹴るなど荒さの目立つ山東は、イエローカードをもらっていたシェ・ウェンネンとジェン・ジェンを前半で下げ、フェルナンジーニョ とマテウス・パトを投入。だが、再び前に出たのは川崎Fだった。

55分に波状攻撃を見せた川崎Fはその4分、脇坂が右のスペースへ家長を走らせ、右足クロスからファーでマルシーニョが右足のボレーで合わせる。シュートは左ポストを叩いたが、こぼれ球を拾ったエリソンが冷静にニアを抜いた。

合計スコアで再び上回った川崎Fだったが、山東も追いすがる。73分、クリサンが敵陣左サイドで受けると、脇坂、橘田をはがしながらカットインし、右足のフィニッシュ。個人技を見せて左隅へ沈めた。

再び合計タイスコアとなって迎えた79分、川崎Fは山本のロングスルーパスにエリソンが抜け出して決定機。山東は対応したGKワン・ダーレイがボックス外で倒してしまい、レッドカードが提示されたが、VARチェックの結果、エリソンはオフサイドだったと判定され、退場処分は取り消された。

川崎Fも84分に3枚替えを行って勝ち越しを狙い、終盤まで攻め合う展開となったが、追加タイム7分に痛恨の被弾。右CKをクリアし切れずにいると、ジャジソンに蹴り込まれ、これが決勝点に。最終盤に手痛い一発を浴び、川崎Fはベスト16で姿を消すこととなった。

川崎F 2-4(AGG5-6) 山東泰山
【川崎F】
三浦颯太(前30)
エリソン(後14)

【山東泰山】
クリサン(前8)
ガオ・チュンイー(前25)
クリサン(後28)
ジャジソン(後52)