セリエA第30節、ナポリvsアタランタが30日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、アウェイのアタランタが0-3で完勝した。

インターナショナルマッチウィーク明けの土曜ランチタイムキックオフという過酷なコンディションでの開催となった7位のナポリと、6位のアタランタによるヨーロッパ出場権争いの直接対決。

直近6戦無敗も引き分けの多さで勝ち点を積み重ねられずにいるナポリは、1-1のドローに終わった前節のインテル戦から先発2人を変更。負傷のクワラツヘリアに代えてオシムヘン、オリベラに代えてマリオ・ルイを起用した。

立ち上がりはアウェイのアタランタが勢いを持って入ると、3分にはパシャリッチからのスルーパスに抜け出したミランチュクが右ポスト直撃のシュートでいきなり見せ場を作る。

以降はオシムヘンをスペースに走らせる形でサイドで起点を作るナポリが押し返すことに成功。試合は一進一退の拮抗した攻防が繰り広げられていく。

ややナポリに流れが傾きつつあったが、一瞬の隙を突いたアタランタが先にゴールをこじ開ける。26分、左サイドのザッパコスタからのクロスをファーのハテブールが頭で折り返すと、ゴール前の混戦からスカマッカ、パシャリッチと相手に先んじて繋いだボールをミランチュクが押し込んだ。

ホームで先手を奪われたナポリはすぐさま反撃を開始。ただ、オシムヘンの打開力に依存した攻撃は相手の守備にうまく吸収されてしまい、なかなか厚みを出せない。また、幾度かの良いゴール前への抜け出しもGKカルネセッキの好対応に阻まれた。

すると、前半終了間際には再びアタランタが効率の良い形でゴールをこじ開ける。45分、バイタルエリアでファン・ジェズスからボールを奪い切ったスカマッカがミランチュクに預けてペナルティアークでボールを受け直すと、鋭い右足のグラウンダーシュートをゴール左隅に突き刺した。

2点ビハインドで試合を折り返したナポリはハーフタイムに2枚替えを敢行。ハメド・トラオレ、ラスパドーリを下げてジエリンスキ、ウンゴニエをピッチに送り込む。

早い時間帯のゴールを目指して前がかると、55分にはセットプレーからの二次攻撃でボックス内のジエリンスキ、オシムヘンに続けて決定機。だが、ジエリンスキのシュートは右ポスト、ゴール前でうまくコースを変えたオシムヘンのシュートはGKカルネセッキのビッグセーブに阻まれた。

後半も半ばを過ぎると、ナポリの攻撃の勢いが弱まって試合は膠着状態に。その流れで両ベンチの動きが慌ただしくなる。ゴールをこじ開けたいホームチームはリンドストローム、シメオネを投入し、前線の枚数を増やす。これに対してアタランタはザッパコスタ、スカルヴィーニの負傷によってルッジェーリ、トロイらの投入を余儀なくされる。

一連の交代によってよりオープンな展開になると、ナポリはオシムヘン、アタランタはルックマンと互いに決定機が訪れるが、両守護神の好守によって2点差が維持される。だが、勝負の際で差を見せつけるアタランタは88分、ルッジェーリとのパス交換でボックス左に侵入したコープマイネルスがGKのタイミングを外す絶妙な左足シュートを右隅に流し込み、トドメの3点目を決めた。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ナポリに7戦ぶりのリーグ黒星を与えたアタランタが5戦ぶりの白星を挙げた。なお、敗れたナポリはカルツォーナ新体制のセリエAで初黒星に…。