プレミアリーグ第30節、マンチェスター・シティvsアーセナルが、日本時間31日24:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。三つ巴の熾烈タイトルレースを左右する首位攻防戦だ。

3位のシティ(勝ち点63)は前々節、リバプールとのアウェイ開催の首位攻防戦を1-1のドローで終え、リーグ連勝が「3」でストップ。首位浮上のチャンスを逃した。それでも、中断前に行われたFAカップ準々決勝では曲者ニューカッスル相手にベルナルド・シウバの2ゴールの活躍で2-0の勝利。きっちりバウンスバックの白星を収め、インターナショナルマッチウィークの中断期間に入った。

一方、前々節のブレントフォード戦をしぶとく2-1と勝ち切ったアーセナル(勝ち点64)はリーグ戦8連勝を達成。この間の大量得点によって得失点差でトップに立った結果、同勝ち点のリバプールを抜いて首位に浮上した。

なお、昨年10月に行われたエミレーツ・スタジアムでの前回対戦は、ゴールレスドローでの決着が濃厚と思われた後半終盤にマルティネッリが決めた決勝点によってホームのアーセナルが勝利している。この勝利はガナーズにとって対シティズンズのリーグ連敗を「12」でストップする8年ぶりの白星だった。

これで苦手意識を払しょくしたアルテタのチームは、今回の一戦で2007-08シーズン以来のシーズンダブルを目指す。一方、エミレーツで痛恨の敗戦を喫したグアルディオラのチームだが、要塞エティハドでは依然として7連勝中と圧倒的な相性の良さを誇っており、8連勝でのリベンジと共に首位奪還を狙う。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:リコ・ルイス、アカンジ、ルベン・ディアス、アケ
MF:ロドリ
MF:フォーデン、デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、グリーリッシュ
FW:ハーランド

負傷者:GKエデルソン、DFウォーカー、ストーンズ、アカンジ、MFデ・ブライネ、グリーリッシュ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはインターナショナルマッチウィークで負傷したウォーカー、ストーンズのイングランド代表コンビの欠場が確定。一方で、それ以外の主力はトレーニングに復帰しており、この大一番での復帰が期待される。

スタメンは主力が起用可能なことを前提に前述の11名を予想。右サイドバックに関してはアカンジを起用し、グヴァルディオルを左サイドバックに置く可能性もある。中盤ではドク、コバチッチ、アルバレスのオプションも想定される。

◆アーセナル◆
【4-3-3】
予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル
MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス
FW:サカ、ハヴァーツ、マルティネッリ

負傷者:DFティンバー、ガブリエウ、FWサカ、マルティネッリ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。アルテタ監督はいずれも軽傷を抱えるガブリエウ、サカ、マルティネッリ欠場の可能性を認めていたが、蓋を開けてみれば全選手が起用されるケースも多くスタメンの可能性は高いか。

仮にその3選手が起用できない場合は、冨安健洋、トロサール、ガブリエウ・ジェズスが代役を担うことになる。その他ではハヴァーツの中盤起用や左サイドバックにジンチェンコを置く可能性もある。

★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFベルナルド・シウバ
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ビッグマッチで存在感示すクラッチプレーヤー。敗れた前回対戦を欠場し、リーグ14試合8ゴール4アシストとガナーズに無類の強さを誇るデ・ブライネがキープレーヤーになることは間違いない。だが、コンディションに問題を抱えていることを鑑みれば、ビッグマッチでの勝負強さ光るポルトガル代表MFを注目選手に推したい。

今シーズンはここまで公式戦36試合9ゴール5アシストときっちり数字を残しつつ、中盤と前線で多岐にわたるタスクをこなしてシティを支える百戦錬磨の万能型MF。今回の大一番では右ウイングやインサイドハーフ、セントラルMFと幾つかの起用法が想定される中、その傑出したフットボールIQと技術、献身性によって勝負の際における重要な仕事を担うはずだ。

◆アーセナル:MFデクラン・ライス
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前回対戦に続く躍動で自身の選択の正しさを証明する一戦にできるか。好調のハヴァーツやウーデゴール、怪物ハーランドと対峙するサリバのパフォーマンスにも注目が集まるが、前回対戦で勝利の立役者となったイングランド代表MFがガナーズの最重要選手だ。

クラブ間での壮絶な綱引きの影響もあったが、最終的にシティではなくアーセナル行きを選択したライス。その一挙手一投足に注目が集まった前回対戦では中盤で八面六臂の活躍をみせ、チームの8年ぶりの勝利に大きく貢献した。

難所エティハドに乗り込むこの大一番では前回対戦でプレーしたインサイドハーフ、あるいはアンカーのポジションでの起用が想定されるが、守備面では傑出したデュエルの強さ、カバーリング能力を武器にデ・ブライネ、ロドリら相手のキーマン封じが求められる。攻撃面では相手の激しいプレスに対して、的確な捌きと局面を変えるドリブルでの運びで起点役を担いつつ、磨きをかけるプレースキックでチャンスを演出したいところだ。