プレミアリーグ第30節、リバプールvsブライトンが31日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で逆転勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場、ブライトンのMF三笘薫は負傷欠場となった。

マンチェスターシティとアーセナルの首位攻防戦を控える中、今節先に試合を行う2位のリバプールは、8位のブライトンとホームで対戦した。

インターナショナルマッチウィーク前に行われたFAカップでマンチェスター・ユナイテッドに敗れ、今季4冠の夢が潰えたクロップのチームは、来季の新指揮官候補にも挙がるデ・ゼルビ監督が率いるシーガルズ相手にバウンスバックの勝利を目指した。

この試合では守護神アリソンや両サイドバックの主力、ジョタが引き続き不在も、ファン・ダイクや遠藤、マク・アリスター、ヌニェス、サラーとほぼ主力が起用された。

[3-4-2-1]ではなくランプティを右ウイングに配した[4-2-3-1]の布陣で臨んだブライトンが、敵地で電光石火の先制点を奪う。

開始2分、自陣左サイドでのボール奪取からスムーズな繋ぎでロングカウンターを発動。左サイドで縦に持ち上がったアディングラがボックス手前で内側に入れたパスが相手とモデルに当たってボックス中央のウェルベックの足元にこぼれると、狙いすました右足のコントロールシュートがゴール右隅に突き刺さった。

一瞬の隙を突かれて早々にビハインドを背負ったリバプールだが、慌てることなくすぐさま反撃を開始。右サイドのサラーを起点に幾度か良い仕掛けを見せると、マク・アリスター、サラーがボックス付近で際どいシュートを続けて放っていく。だが、いずれのシュートも枠を捉え切れない。

それでも、安定したボール保持に加え、失っても即時奪回で相手に攻撃のターンを与えずに攻勢を続けると、前半半ばに同点ゴールを奪う。27分、右CKの二次攻撃からボックス内でDFフェルトマンがクリアし切れずにゴール方向に流れたボールに抜け目なく反応したルイス・ディアスが身体を投げ出して押し込んだ。

1-1の振り出しに戻った試合は以降もホームチームが優勢に進めていく。ブライトンも要所でプレスをかいくぐった際にはウェルベックやモデルが着実にフィニッシュへ繋げていくが、その回数自体が少ない。

前半終盤にかけては右サイドのコンビネーションプレーに、ディアスや遠藤を起点とした素早いトランジションからのカウンターで再三のシュートを浴びせかけたが、ブライトンの身体を張った守備に阻まれて前半のうちに逆転まで持っていくことはできなかった。

互いに同じメンバーで臨んだ後半も試合展開に大きな変化はなし。引き続き押し込むリバプールは、ソボスライ、ジョー・ゴメスの左クロスからマク・アリスター、サラーにヘディングでのチャンスシーンが訪れるが、枠に流し込めない。

後半序盤以降はさすがにリバプールの運動量も落ち始めてブライトンが相手陣内でボールを動かす時間も出てきて試合は膠着し始める。

しかし、より勝ち点3がほしいホームチームは圧倒的な個の質と決定力によってものの見事にゴールをこじ開ける。65分、右サイドのタッチライン際に流れたソボスライがペナルティアーク付近のマク・アリスターへ高速の横パスを通すと、ピタリと足元に収めたアルゼンチン代表MFがボックス右のスペースへ丁寧なグラウンダーの縦パスを供給。これに反応したサラーがゴール左隅へ左足シュートを流し込んだ。

良い時間帯に逆転に成功したリバプールは、前に出てきた相手の攻撃を受け止めながら自慢の高速カウンターでさらなるゴールを目指していく。70分過ぎにはサラーとディアスのコンビで続けて3点目に迫るが、ここは際どいオフサイド判定などもあって仕留め切れない。

互いに交代カードを切って変化を加えた後半終盤はよりオープンな展開となり、見応え十分の攻防が繰り広げられる。サラーの決定的なシュートをGKフェルブルッヘンの好守で凌いだブライトンは、古巣対戦のララナ、ウェルベックのベテランコンビで相手に冷や汗をかかせたが、同点に追いつくことはできなかった。

この結果、難敵ブライトンとの接戦を制して中断明け初戦を白星で飾ったリバプールが暫定首位に浮上し、試合後に行われるライバルの首位攻防戦を見守ることになった。