「20代前半にいた会社でのこと。

そこで知り合ったひとつ年上の同僚ですが、残業になるといつも

『今日は歯医者の予約を入れていて』

『親戚が来るので』

など、理由をつけて断っていました。

私も含めほかの同僚はそもそも残業にならないように集中して仕事するのですが、その女性は自分のすることが残っていても平気でしたね。

ある日、上司が

『予定があるのはわかるけれど、この資料は今日中に仕上げないと明日使うものだよ』

と帰ろうとする女性に言いました。

帰り支度を済ませていた彼女は、それを聞くとあからさまに嫌な顔をして

『○○さんができるはずですが』

と私を振り向きました。

自分はやらずに他人に押し付けることにびっくりして、

『何を提出するかはそれぞれ分担したはずだけど』

と思わず返しました。

彼女は無言でこちらを睨んでいて、でも渋々といった感じで席に戻り、その日は残業して資料を作っていましたね。

逃亡が当たり前の彼女は仕事を軽く考えていたのだろうけど、それが通るほど世の中は甘くないよ、と思いました……」(31歳/デザイナー)

残業を避けたいのはわかりますが、仕事を押し付けられた人はどう思うでしょうか。

残りたくないのなら、勤務時間内に仕上げられるよう努力するのが正解です。

こちらのケースでは、普段からこの女性の仕事を手伝おうとする人はいないらしく、振る舞いは信頼に影響するなと思いました。