温かくなり、お出かけしたい気分も高まる春。緊急事態宣言があけてもまだまだ油断はなりませんが、感染対策をしっかりした上で、久しぶりに旅行を楽しもうと計画している人もいるのではないでしょうか?

ステイホーム推奨で家の中で過ごすことが多い今だからこそ、広い大自然の中で遊べる場所に出かけてみてはいかがでしょう。

今回は、関東圏から飛行機で1時間半ほどで到着し、空港からのアクセスも抜群の「鹿児島県霧島市」への弾丸旅行をご提案。

1泊2日で十分に楽しめる、満足感のあるプランをご紹介します。

野外美術館も!大自然に包まれた神話の里・霧島を楽しむ弾丸旅行

1:のびのび走り回れる野外美術館「鹿児島県霧島アートの森」

自然の地形や樹林を活かした、鹿児島県立の野外美術館「鹿児島県霧島アートの森」。

その名の通り、森や原っぱといった広大な敷地の中に数々のアート作品が点在しています。のんびり散策しながらアートに触れることができ、家族で楽しめるスポットです。

最初に出迎えてくれるのは、草間彌生さんのアート作品「シャングリラの草」。水玉モチーフとビビッドな原色を配した色使いが草間さんならではです。他にも施設内には草間さんの作品が展示されています。

中に入ると、広い園内のあちこちにアート作品が見えます。入ってすぐに見える作品「キリシマのキチ」は、ブランコや滑り台をモチーフにしており、子どもが実際に遊んで楽しめる作品になっています。

園内の野外アート作品は、基本的に見るだけでなく触って楽しめるものになっているのもポイント。

美術館というと、展示物に触れたり撮影するのはNGということも多いですが、ここの作品は触れて、撮って楽しむのが基本。親子でアートに触れることで、会話も弾みますよ。

園内8か所に「犬と散歩」という作品があります。ぜひ探しながら歩きたいところです。

筆者は8匹すべて見つけることができました! コンプリートすると大人でも達成感があって楽しいですよ。アルミニウム製の犬には、座ってもOKだそう。

こんなふうに家族で一緒に探して楽しめるような作品もあり、子どもの探求心を刺激してくれます。大人の足なら1時間もあれば園内すべての作品を見て回れますが、子どもが一緒ならもう少し時間をゆっくり見ておいたほうがいいでしょう。

見る角度によって見え方が変わる作品も。前から後ろから横から、ぐるりと見て回ってくださいね。

園内にある20作品以上のアートを制作したのは、日本だけでなくアメリカ、ドイツ、韓国などアジアや欧米各国さまざまな出自のアーティストたち。

霧島地域の豊かな自然を活かした芸術文化の多様な創造活動と交流の展開を目的に、1994年に策定された「霧島国際芸術の森基本構想」に基き、霧島について、また構想コンセプトを聞いて、アート作品を作っていったそう。

そのため、どの作品も自然や歴史的・文化的な特徴を活かしながら制作されています。霧島にまつわる神話をイメージした作品や、鹿児島を象徴するような作品も。霧島のなりたちにも想いをはせながら、作品めぐりをしても面白いですよ。

よく晴れた温かい日には、芝生の上にレジャーシートを広げてのんびりするファミリーの姿も多いそう。霧島の風を感じながらゆっくり過ごすのもよし、作品を探して走りまわるのもよし。広大な野外美術館を、思うがままに楽しんでみてください。

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住所/ 鹿児島県姶良郡湧水町木場 6340 番地 220
電話/0995-74-5945
営業時間/9:00〜17:00(入園は16:30まで)※7/20〜8/31の土・日・祝は19:00まで(入園は18:30まで)
定休日/月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/2)、メンテナンス(2/15〜22)
料金/一般320円、高・大学生:210円、小・中学生:150円、幼児:無料
駐車場/あり(普通車197台、大型車6台ほか)
アクセス/電車:JR鹿児島中央駅から観光特急「はやとの風」にて栗野駅下車(約80分)、またはJR鹿児島中央駅から隼人駅乗り換えで栗野駅下車(約90分)。湧水町営ふるさとバス、またはタクシーで約20分
車:空港リムジンバス「南国交通 大口・水俣行き」にて「いきいきセンターくりの郷」下車。湧水町営ふるさとバス、またはタクシーで約20分。九州自動車道「栗野IC」から約20分

2:240枚の天井画が圧巻!「鹿児島神宮」

「天孫降臨神話」の地である霧島には、神社もたくさん。パワースポットと言われている神社も多数あります。観光の途中に立ち寄ってお参りし、家族の健康をお祈りしてみてはいかがでしょうか。

「鹿児島神宮」は、旧暦1月18日を過ぎた最初の日曜日に行われる、約470年続く「初午祭(はつうまさい)」が有名。

鈴かけや初鼓を背負って着飾った「御神馬」を先頭に、20頭前後の馬と約2000人の“踊り連”と呼ばれる人々が一体となって練り歩き、五穀豊穣や家内安全などを祈願するお祭りで、県の内外から約20万人もの人が集まる人気イベントです。(※2021年は3月7日に鹿児島神宮による神事のみ開催)

朱塗りの優美で立派な社殿は、薩摩藩主の島津重豪公により再建されたもの。県内最大の木造建造物として、県の有形文化財になっています。

鹿児島神宮で初午祭の他にもうひとつ有名なのが、参拝の際に見られる240枚の天井画!

格子状の木枠の中にひとつひとつ違う草花が描かれた天井画を、じっくり見てみてはいかがでしょうか。

よく見ると、なんと「メロン」や「バナナ」といった、神社が再建された当時鎖国を行っていた日本では見ることができないはずのフルーツが描かれているんです。当時、薩摩藩が琉球を通じて密貿易を行っていたからだと言われています。

そんな歴史も感じながら、ひとつひとつの絵を観察してみてくださいね。

市内隋一のパワースポットと言われ、疫病から人々を守る妖怪「アマビエ」をあしらった特別御朱印を授与している「霧島神宮」や、無病息災の象徴であるイノシシの像、狛犬ならぬ“狛イノシシ”が鎮座する「和氣神社」などとあわせて神社巡りするのもおすすめです。

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住所/ 鹿児島県霧島市隼人町内2496番地1
電話/0995‐42‐0020(鹿児島神宮社務所)
参拝時間/8:30〜17:00
駐車場/あり(第1駐車場、第2駐車場、第3駐車場、大駐車場の合計350台)
アクセス/電車:JR日豊線隼人駅より徒歩15分
車:東九州自動車道「隼人西IC」より10分、東九州自動車道「隼人東IC」より20分、九州自動車道「空港IC」より20分
バス:鹿児島交通「鹿児島神宮」停留所にて下車、徒歩5分 ※バスは運行便数が少ないのであらかじめご確認を