高騰したコメの価格に関するニュースが注目されていますが、一方でパンや麺類に活用できる粉にしたコメ、米粉にも大きな影響が出ています。
甲府市の米粉パン専門店は急激な値上げに頭を悩ませています。

つやのある白い生地に…、もっちり感…。
「米粉」で作られた食パンです。
西垣友香キャスター:
「しっとりなめらかな口どけですね、噛むほどに広がるコメの優しい甘みがおいしいです」

甲府市中小河原町にある米粉パン専門店「さんぼんパン」です。

定番の食パンやピザのほか、ドーナツ、マフィンといったスイーツパンなど米粉を使ったおよそ30種類が並び人気を集めています。

さんぼんパン 山口千賀さん:
「県内のお客様も増え、そして県外のお客様も来ていただいているので、米粉パンが注目されているというのを実感している」
実は年々需要が拡大していている米粉。
農林水産省によりますと米粉用のコメの需要量は2017年以降拡大し続け、今年度は6万2000tと推計されています。
西垣キャスター:
「一時は小麦高騰の救世主と言われた米粉が、今度はコメの高騰でピンチなんです」

高まる人気とは反比例して米粉用のコメの生産量は2022年をピークに減少。
背景にあるのがコメの不足や価格高騰による主食用のコメ栽培への転換です。
今年4月時点での生産量を予測する指標である作付意向は主食用のコメが去年より5.8万ha増えたのに対し、米粉用のコメは1000haの減少となっています。
そのため…
さんぼんパン 山口千賀さん:
「じわじわ上がった米粉もあったり、一気に上がった米粉もあったりで、とても困っています」

こちらの店では今年4月の米粉の仕入れ値は前の月より10㎏700円も値上がり。
大量に仕入れるなどコストを抑える工夫でギリギリまで商品への価格転嫁をせずに乗り切ろうとしています。
さんぼんパン 山口千賀さん:
「お客様に負担がないように今は値上げはしていませんが、やはり一刻も早く米粉の値段が落ち着くのを願っています」

長引くコメ高騰の余波で広がる米粉パンの店への影響。
価格が落ち着くのはいつになるのでしょうか。


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