来年春に卒業する主に大学生向けの合同就職説明会が、甲府市で開かれました。
県内の製造業を中心にした就職説明会は今回が初めてで、狙いは人材確保と若者の県外流出対策です。
この就職説明会は、学生など若者の県内就職につなげようと県が開いたもので、人手不足が深刻化する県内の製造業や、成長分野である情報通信業などを中心にしたものは今回が初めてです。
きょうは県内に事業所のあるおよそ70社が参加し、業務の内容など会社の概要や魅力を学生に説明していました。
就職活動は今年も学生の売り手市場で、県によりますと、学生は業務内容のほかに職場環境を重視する傾向にあるということです。
「特に働く場所は(県内にこだわると)考えていない、働きやすい環境が整っていればいい」「IT系を目指して就職活動している、プライベートと休みは分けたいので、休日面や給料を重視する」(参加した学生)。
山梨労働局によりますと、県内製造業ではことし5月の新規求人数は1048人と、去年の同じ時期より3割近く増加し、企業の採用意欲は高まっています。
しかし、景気回復に伴う全国的な人手不足と学生の大都市志向で、県内企業は苦戦気味です。
「製造業はイメージ的に厳しく(人が集まらず)厳しい」「東京に目が向いている人が多い気がする」(企業の採用担当者)。
学生など若者の就職に伴う県外流出は、人口減少の要因にもなっているため、県では今後もこうした企業説明会の場を設け、企業の人材確保と人口減少に歯止めをかけたいとしています。