きのう笛吹市で農作業をしていた男性が熊に襲われましたが、男性は空手の達人で、自力で熊を撃退しました。
一方、県内の熊の目撃件数は5年間で最も多くなっていて、市などで注意を呼びかけています。
きのう午後5時頃笛吹市芦川町の山林で、近くに住む宮川博人さん(68)がワサビ園のフェンスを直していたところ、体長1.6メートル程の熊に遭遇しました。
熊は両前足を上にあげ、宮川さんに振り下ろすように襲いかかりましたが、宮川さんはとっさに熊に応戦しました。
宮川さんは相手を直接打撃する実戦空手道場の館長で、八段の達人でした。
「前蹴りで一発、突き二発、顔が下りてきたからそこにがつんといれた、これは効いたと思う」(宮川博人さん)。
宮川さんは熊に爪で頭を引っかかれましたが、大きなけがはなく、熊は山林に逃げていったということです。
「(クマは)1回転して登っていった」(同)。
県によりますと、今年度に入ってから先月末までの熊の目撃件数は83件で、5年間の同じ時期と比べても最も多くなっています。
熊の出没をうけ笛吹市ではきょう、現地調査を行うと共に注意を呼びかけています。
「個人でできる対策といえば、鈴やラジオ、1人で行動しないというところで、注意して対策をとってもらいたい」(笛吹市農林振興課古屋智一主事)。
市では今後、熊が出没した周辺に注意喚起の看板を設置する予定です。