災害に備えた訓練です。
歯科医師は災害時に現地で犠牲者の身元確認を行うことがあります。
そのためには災害現場でもすみやかに活動する必要がありますが、その移動手段を警察と合同で訓練しました。
「笛吹市にある県警の白バイ訓練所に来ています、こちらでは警察ではなく歯科医師がバイクを操縦しています」(記者)。
この訓練は災害現場に派遣された際のバイクの有効性を検討するため、今回が初めて行われました。
訓練には県歯科医師会から13人が参加。
まずは災害現場に見たてたコースをオフロードバイクで駆け抜ける県警の白バイ隊員のテクニックを見学しました。
このあと歯科医師も警察の指導を受けながら実際にバイクを操縦し、直線やスラロームといった基本的な走行に挑みました。
身元不明の遺体は治療カルテと歯型を照合することで身元を特定することができ、県歯科医師会によりますと、歯による検視はDNAや指紋よりも照合率が高いということです。
「1日も早く1時間でも早く身元を確認して、ご家族に返すということで、(歯科医師の)先生方にはご苦労を頂いている」(県警広川勉交通機動隊長)。
東日本大震災では山梨から3人の歯科医師が派遣され、1000人を超える身元の特定に貢献しました。
その経験から現地活動ではバイクが有効といいます。
「(現場は)道路も水浸しで車が横たわっていた、四輪で大回りをしたりして、現場に急行するのに時間がかかったが、二輪であれば即座に現場に向かうことができる」(県歯科医師会警察歯科医委員会若尾徳男委員長)。
県歯科医師会の派遣メンバーの内、およそ6割が二輪の免許を持っていますが、日常的に運転する人は少なく、こうしたメンバーの技量を維持、向上させるために、定期的な訓練時間の確保が今後の課題となっています。