2022年の夏休みシーズンは、過去2年とは異なり飛行機を使った旅行も盛り上がりを見せています。そこでクローズアップされるのは、羽田空港駐車場の混雑です。P1からP4が満車だった場合、どうすれば良いのでしょうか。

P2-P4は事前予約が可能だが…

 コロナ禍で三度目となった夏休みシーズン、2022年は過去2年とは異なり、行楽地はコロナ禍以前に近い人出で賑わっています。
 
 そして飛行機を使った遠距離の旅行も盛り上がりを見せています。

 日本航空はお盆期間(8月6日〜16日)の予約状況について、前年比約2倍、コロナ禍前の2019年同時期と比べても約85%と発表。全日本空輸(ANA)の発表でも同時期の予約状況は前年比約1.7倍でコロナ禍前の約70%と、同様の傾向です。

 そんななか、クローズアップされているのが「羽田空港駐車場の混雑」です。

 羽田空港には3つのターミナルがあり、主に国内線が発着する第1ターミナル&第2ターミナルには第1駐車場(P1)〜第4駐車場(P4)が近接しています。

 また国際線が発着する第3ターミナルには、第5駐車場(P5)が直結しています。これら駐車場の総収容台数は約1万3000台です。

 ところがこのうちP1〜P4は、夏休みシーズンに入ってからの混雑が激しく、金曜日はお昼前に、土曜日と日曜日は朝早い時間帯に満車となる状況が恒常化しています。そのため駐車場到着のタイミングによっては「予約していた飛行機に間に合わない」という事態も発生しているのです。

 空港運営会社は混雑緩和を図るため、かねてよりP1〜P4にはゴールデンウィーク、年末年始、そして夏期(2022年は7月15日〜8月28日)について、通常期24時間毎最大1530円の料金を、最初の3日間に限り2140円とする「多客期料金」を導入しています。

 しかし家族連れで公共交通機関を利用してのアクセスでもそれなりの運賃がかかること、またコロナ禍で密を避けるため自家用車の利用を選択する人が多いこともあり、「1日あたり610円の値上げ」では、根本的な解決になっていないと見るべきでしょう。

 ではこの夏休みシーズン、クルマで羽田空港に向かい、P1〜P4に確実に駐車するにはどうすればいいでしょうか。

 まず考えられるのが、空港駐車場の事前予約です。前述のP1〜P4のうち、P2〜P4はインターネットでの予約が可能となっています。予約すると駐車料金に加え、1000円の予約料金が必要になりますが、これは“安心料”と考えれば安いものでしょう。

 ただ問題は、予約可能台数がそのものが収容可能台数に比べ、極端に少ないことです。

 夏休みシーズンの週末は、ほぼすべての日程が満車となって、いまから予約をとるには予約サイトにこまめにアクセスし、空きを見つけた瞬間に確保するしかありません。

「時間に余裕を持って空港に行くこと」がベストだが…

 やはりもっとも確実な方法は、原始的ではありますが、「できるだけ時間に余裕を持って空港に行くこと」です。

羽田空港のWEBサイトでは、リアルタイムで駐車場の混雑状況が確認できる

 たとえば午前中、8時台や9時台の便なら、朝5時台に空港に着くようにすれば、P1〜P4のすべてが満車ということはまずありません。

 逆に7時を過ぎてからの空港到着では「駐車場に入ろうとするクルマが多数なのに、到着便は少なく、出庫するクルマは少ない」という事態に遭遇することとなります。

 入庫待ちの列に並んでもぜんぜん進まず、飛行機への乗り遅れのリスクが高くなるのです。

 お昼や午後の便を利用する場合は、空港への道中で、羽田空港の公式サイトでリアルタイム配信される「駐車場満空情報」を確認しましょう。

 ここでP1〜P4が満車となっていれば、入場待ちの列に並ぶのではなく、第3ターミナルにあるP5が有力な選択肢になります。

 国際線の利用状況が復活していない現在、第3ターミナルの利用客はきわめて少なく、P5は夏休みシーズンでもキャパシティに余裕があります。

 またP5の通常期料金はP1〜P4より割高ですが、これはP1〜P4の多客期料金と同水準で、料金面での不利はありません。また第1&第2ターミナルへの移動は、ターミナル間無料循環バスで7分から10分程度です。

 おすすめのスケジュールとしては

1:空港到着前に公式サイトでP1〜P4の駐車場満空情報を確認
2:空車or混雑の表示ならいずれかに入庫
3:もし満車なら出発ロビーのクルマ寄せで家族や仲間、そして荷物を下ろし、ドライバーのみがP5へ移動して入庫
4:事前に決めておいた待ち合わせ場所で家族や仲間と合流

となるでしょう。

 こちらの場合も、P5からの移動を考えた時間の余裕が必要で、利用する飛行機の出発時間の2時間以上前の空港到着が目安となります。

 なお羽田空港の周辺には民間の事業者が運営する駐車場が複数あり、予約も受け付けています。

 ただこうした事業者の繁忙期の駐車料金は、空港駐車場の多客期料金に比べても割高です。さらにクルマのキーを預けることになるため、セキュリティ面で不安を感じる人もいるでしょう。
 
 民間事業者の駐車場の利用にあたっては、これらについて、十分に考慮したいところです。