メルセデス・ベンツの新型電気自動車(EV)、「EQE」がこの秋にも日本で発表される見込みです。新型EQEとはどんなモデルなのでしょうか。

新型EQEは「Eクラス」のEVバージョン

 メルセデス・ベンツ新型「EQE」がこの秋、日本で発表される見込みです。それも、EQファミリーのフラッグシップモデル「EQS」と同時に発表されるようです。
 
 新型EQEとはいったいどんなクルマなのでしょうか。EQSとはどう違うのでしょうか。

 EQEは、2021年9月にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2021」で世界初公開されたセダンです。

 その名のとおり、いわばメルセデスの電気自動車(EV)「EQファミリー」におけるEクラスバージョン、Eセグメントセダン型EVにあたります。

 全長4946mm×全幅1961mm×全高1512mm、ホイールベースは3120mmというボディサイズは、4ドアクーペの現行型「CLS」とほぼ同等です。ただしCLSのようにテールゲートはなく、固定式のリアウインドウとトランクリッドを備えたセダンタイプとなります。

 現行型Eクラス(W213型)と比較すると、フロントのショルダールームはプラス27mm、室内長はプラス80mmと広くなっているのが特徴です。また荷室容量は430リッターを確保しています。

 インテリアデザインは、上級セダン型EV「EQS」をベースにしており、MBUXハイパースクリーンやフロント・オートコンフォートドア、リアアクスルステアリングなどもオプションで用意されます。さらにNVHはクラス最高レベルを誇るといいます。

 日本ではまず、主力モデルとなる「EQE350」が登場しそうです。

 EQE350に搭載するモーターは最高出力215kW(約293馬力)・最大トルク530Nmを発生。90kWhのバッテリーを積んでおり、航続距離は最長で670kmに達する見込みです(WLTCモード)。

 また、EQEをベースにしたAMGモデル、メルセデスAMG「EQE53 4MATIC+」もまもなく日本で発表されるようです。

 EQE53 4MATIC+は、高出力化に対応したAMG車専用の電気モーターを前後に2基搭載、標準仕様でも最高出力626馬力、最大トルク950Nmという強力なスペックを誇ります。さらに、オプションの「AMG ダイナミック プラス パッケージ」装着車では、それぞれ687馬力、1000Nmにまで達します。

新型EQEと新型EQSはどう違う?

 日本では同時に発表されると予想される、新型EQEと新型EQSはどう違うのでしょうか。

メルセデス・ベンツ新型「EQE」 のインテリア

 まずはその立ち位置が異なります。名前のとおり、「EクラスのEV版」がEQEで、「SクラスのEV版」がEQSとなります。

 全長はEQEの4946mmに対し、EQSは全長5216mmと270mmEQSが長く、ホイールベースもEQEの3120mmに対しEQSは3210mmと90mm長くなります。

 また最初に日本に上陸すると予想されるEQE350は、293馬力・最大トルク530Nmのモーター出力に対し、EQS450+は約333馬力・568Nmとなります。

 さらにEQE350の90kWhリチウムイオンバッテリーの容量は90kWhでm航続距離は最長で670kmなのに対し、EQS450+のバッテリー容量は107.8kWhで、航続可能距離は最長770kmになります。

※ ※ ※

 新型EQEとEQSは、日本においては「EQC」「EQA」「EQB」に続くメルセデスEQファミリーで、SUVタイプ以外としては初のモデルとなります。

 車両価格は未定です。