アウトドアやキャンプが爆発的人気を獲得し、オートキャンプを楽しんでいる人が増えている中、ドイツ・ポルシェからクルマのルーフ上に拡張したテントで泊まれるユニークな純正オプションが登場しました。

開発拠点のヴァイザッハとスタジオF.A.ポルシェ社が共同設計

 大自然の中でもスポーツカーの爽快感を再発見できるユニークなアイテムが登場。それが、ポルシェの純正アクセサリーシリーズ「ポルシェ テクイップメント」の新製品「ルーフテント」です。

 その名のとおり、ルーフ上に取りつけられる着脱式テントで、「マカン」、「カイエン」といったSUVだけにとどまらず、「パナメーラ」や「タイカン」、そしてフラッグシップモデルの「911」(GTシリーズ/カブリオレ/タルガは不可)にも対応。純正のルーフキャリアを装着すれば、ルーフレールのないモデルにも取りつけられます。

 ポルシェの純正オプションだけに、「ルーフテント」はヴァイザッハにある同社の開発拠点とスタジオF.A.ポルシェ社が共同開発。専用のハードケースを備えており、ケースを開くとふたり用のオールシーズン対応テントが現れます。

 テントの拡張方法は至って簡単。まずは安全ラッチを開き、次にガス圧ショックアブソーバーが支えるハードケースのカバーを開きます。続いて、フロアの床板を引き延ばし、内蔵する伸縮式のはしごを使って固定した後、最後に4本のポールでテントを張れば完成です。

●ヒーターつきブランケットなどのアクセも登場予定

「ルーフテント」拡張時のスペースは縦210cm、横130cmで、高密度ポリフォームマットレスが一体化されているため快適に過ごせます。

 テントの外装には通気性のある綿の混紡素材が使われており、防水ファスナーや入り口に備わる独立したレインカバーなど、雨天時の利用も考慮されています。

 また、側面とルーフ部にはウインドウを装備。側面のそれは換気のためにフルオープン可能で、通気性も上々。また虫などの侵入を防げるほか、遮光機能も備えています。

 外装の側面には、911のルーフからボディ後端へとなだらかに下っていく独特のシルエット“ポルシェ フライライン”とポルシェロゴをレイアウト。一方のインテリアには、断熱性に優れたライトグレーのキルティング生地があしらわれ、山のシルエットがアクセントとして描かれるなど、質感も上々です。

 ちなみにハードケースのカラーは、ブラック/ライトグレーとブラック/ダークグレーの2色を設定。それぞれにマットブラックのポルシェロゴがあしらわれています。

 なお「ポルシェ テクイップメント」では、インナーテントやヒーターつきブランケット、シューズ&バッグオーガナイザーなどのオプションも近日中に発表予定だとか。今後、これらを装備したポルシェ各車をキャンプサイトなどで見かける機会が増えそうです。

●製品仕様
・価格(ドイツ付加価値税VAT19%込):4980ユーロ
・サイズ:長さ146×幅140×高さ33cm(格納時)、長さ258×幅257×高さ118(拡張時)
・重量:約56kg
・静止時最大積載量:約190kg(ルーフレール装着車)、約140kg(ルーフレール非装着車)
・ルーフテント装着時の最高速度:130km/h