国定公園の高台に立つ奈良県の老舗旅館が、温泉宿としてリニューアルオープン。館内の大浴場および露天風呂つき客室の専用露天風呂には温泉が注がれます。新鮮な地元食材を使い、料理長がていねいに仕上げるこだわりの創作会席も魅力です。

信貴山を臨みながら温泉を満喫できる

 旬の地元食材を使ったこだわりの創作会席を楽しめる「和のオーベルジュ柿本家(かきもとや)」が、温泉宿として生まれ変わりました。

 柿本家は金剛生駒紀泉国定公園(こんごういこまきせんこくていこうえん)内にある信貴山(しぎさん)の高台に建ち、創業110年余りの歴史を持つ奈良県随一の老舗旅館です。

“オーベルジュ(Auberge)”とは、フランス語で“自然豊かな郊外にある宿泊施設を備えたレストラン”を表し、食事をメインに楽しむのが一般的な利用スタイルです。

 そのなかで柿本家は、緑豊かな絶景を堪能できる立地、地元産の新鮮野菜や国産厳選食材を使用した洋のエッセンスを感じさせる旬会席に定評があります。また、奈良県内では少数の露天風呂つき客室を備えた宿であり、各種設備も充実しているのが魅力です。

 今回、そんな柿本家が、近隣の温浴施設で採掘された温泉の供給を受けることになり、大浴場、スイートルーム、ジュニアスイートルーム、露天風呂つき客室、コーナー和洋室という4タイプの部屋つき露天風呂で、天然温泉の湯浴みを楽しめるようになりました。国定公園側の客室と大浴場では、信貴山を眺めながらゆったりと温泉を満喫できます。

●食・飲・健康に特化したマイスターが常駐

 柿本家には、野菜ソムリエ、利き酒師、温泉ソムリエが常駐しています。献立内には野菜ソムリエの女将が選ぶ奈良県産の大和伝統野菜が必ず1品盛り込まれるほか、利き酒師の宿主が季節ごとにおすすめの地酒を仕入れ、創作会席に合うものを提案。複数の酒を飲み比べできる利き酒セットも用意されています。

 野菜ソムリエである柿本家の女将・垣本さんは、温泉ソムリエの資格も保有。施設内へ新たに供給される“奈良信貴の湯温泉”の泉質にもとづいた入浴方法について、次のようにアドバイスします。

「当館の“奈良信貴の湯温泉”は、PH7.9の弱アルカリ性単純温泉です。毛穴の汚れや余分な角質を除去するクレンジング効果や、美肌効果がある泉質とされており、美人の湯とも呼ばれています。温泉に入るだけで皮脂の汚れや油分が自然に落ちますので、ゴシゴシ洗いすぎないようにご注意ください。

 また、関節リウマチ、腰痛症、神経痛、五十肩といった筋肉関節の慢性的な痛みやこわばり、軽症高血圧、糖尿病、胃腸機能の低下などにも効果がある泉質です。

 さまざまな効能がありますが、長湯はせず、その日の体調に応じて足湯や半身浴をおこなうなど、休憩をはさみながら入浴をお楽しみください。湯上り処にはフルーツ入りのデトックスウォーターを日替わりでご用意しています。とくに女性に人気ですが、ぜひ男性もご利用ください」

 なお柿本家は、金運アップや商売繁盛のご利益があるとされる七福神の1柱、毘沙門天(びしゃもんてん)を本尊とし、大きな張子の虎で有名な信貴山朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)まで徒歩5分ほどの場所にあります。大阪へのアクセスも良好なため、奈良や大阪エリアの観光拠点としてもうってつけ。周辺の観光を楽しんだ後、おいしい地酒とこだわりの創作会席をじっくり味わい、温泉に浸かってリラックスできる注目の宿といえそうです。

●施設概要
・施設名:和のオーベルジュ柿本家
・定員:最大10名
・宿泊料/1名1泊(消費税込):1万4896円〜(プラン、宿泊人数、シーズンにより異なる)