アンカー・ジャパン株式会社は8月18日、ポータブル電源「Anker 555 Portable Power Station(PowerHouse 1024Wh)」を発売しました。Anker Japan公式サイトや、ECモール、および一部家電量販店等にて取り扱われます。本稿では、同製品で使われている「リン酸鉄リチウムイオン電池」の特徴や、ポータブル電源のバッテリー劣化を抑えるためのポイントについて、アンカージャパンの担当者に聞きました。

小型家電にも使える32万mAhの長寿命ポータブル電源

 Ankerは、これまでに長寿命ポータブル電源シリーズを3モデル展開しており、それぞれがAmazon売れ筋ランキングで1位を獲得してきました。

 今回発売された「Anker 555 Portable Power Station(PowerHouse 1024Wh)」は、この長寿命ポータブル電源シリーズの新ラインナップに相当します。

 特徴は、大容量であり、ポート類を豊富に備えていること。バッテリー容量は320,000mAhで、iPhoneなら約73回、ノートPCなら約16回の満充電が可能とされます。

 ポート類は、AC差込口x6、Anker独自技術のPowerIQ 3.0(Gen2)を搭載したUSB-Cポートx3、USB-Aポートx2、そしてシガーソケット。

「Anker 555 Portable Power Station」は1台で、最大12台の機器を同時に充電あるいは給電が可能。AC定格出力は、1000Wとパワフルなため、扇風機や小型炊飯器、コーヒーメーカー、電気毛布など日常生活に必要な小型家電も使えます。

劣化しにくい理由はリチウムイオン電池の素材?

 同製品では、経年劣化が少なく、安全性が高い「リン酸鉄リチウムイオン電池」を先駆けて採用していることもポイント。一般的なポータブル電源の約6倍の長寿命を実現しています。

「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)は、リチウムイオン電池の一種です。一般的なポータブル電源で採用されることが多いニッケルコバルトマンガン酸リチウムイオン電池と比べると、リン酸鉄リチウムイオン電池はサイクル寿命が長く、最大容量が初期容量の80%に低下するまでの充放電回数を誇ります。

 また、熱安定性に優れ、安全性がより高い点も特徴です。また、Ankerの長寿命ポータブル電源シリーズでは、リン酸鉄リチウムイオン電池の中でも特にサイクル寿命が長い電池を採用しており、サイクル寿命は3000回以上を誇ります」(アンカー・ジャパン 新規事業本部 パワーストレージ事業部 リードマネージャー、植田 恭平氏)

 なお、Anker 555 Portable Charging Station以外にも、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している製品は、下記の3製品があります。

・Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)
・Anker 535 Portable Power Station(PowerHouse 512Wh)
・Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)

●耐久性が高く、保証期間も長い

「Anker 555 Portable Charging Station」は、本体およびバッテリーパックの耐衝撃構造を強化しているほか、製品表面に耐火ラバーシェルを採用して、製品構造自体の耐久性も高められています。本体前面には大型のライトも搭載し、握りやすいシングルグリップ設計も採用しています。

 こうした特徴によって、一般社団法人「防災安全協会」による「防災製品等推奨品認証」にも認証。地震や、停電の想定される災害時などの備えになります。

「リン酸鉄リチウムイオン電池は、安全性の高さも一般的な三元系のリチウムイオンより高い点が特徴して挙げられます。Ankerが採用したリン酸鉄リチウムイオン電池はその中でもさらに安全性が高く、安全性を証明する試験の中でも特に厳しい釘刺し試験(電池に釘を刺した状態でも発火しないことを確認する試験)にも合格しています」(アンカー・ジャパン 新規事業本部 パワーストレージ事業部 リードマネージャー、植田 恭平氏)

 同製品は、正規販売店からの注文に限り18カ月保証の対象となり、本製品に限りAnker Japan公式オンラインストア会員登録で、+42ヶ月の延長保証が付きます。つまり、最大5年間の製品保証期間が備わっています。電話や公式サイト・アプリでのチャットなど、カスタマーサポート用の窓口がしっかりと用意されている点もポイント。

 また、劣化を抑えるために必要な維持管理の手間が、一般的なポータブル電源と比べて少ないことも見逃せません。

 「一般的に、ポータブル電源に負荷をかけないためには、バッテリー残量を20〜80%の間に保つことが重要です。満充電時は充電電圧が高くバッテリーに負荷がかかり、逆に充電残量が0%の状態は過放電を招くリスクがあります。3カ月に1度程度の頻度で、60〜80%充電しておくのがおすすめです。

 ただし、555 Portable Power Stationを含むAnkerの長寿命シリーズは100%充電した上で長期保管いただいても劣化の心配がございません。ディスプレイ上は100%充電していても適切なバッファを確保しており、リン酸鉄リチウムイオン電池ならではの特徴も加わり、劣化が起きづらい設計になっているためです」(アンカー・ジャパン 新規事業本部 パワーストレージ事業部 リードマネージャー、植田 恭平氏)

 そのほか、劣化を起こさないようにするには、取扱説明書に記載の上限動作温度(約0℃〜40℃)の範囲外での使用は避けることや、定格出力を超える機器での給電を行わないことも重要とのこと。アウトドアや災害用のギアだからこそ、安心・安全に使いたいですね。

●製品仕様
■Anker 555 Portable Power Station(PowerHouse 1024Wh)
・価格(消費税込):14万9900円
・バッテリー容量:320,000mAh/1024Wh
・入力:DC:11-28V=10A(最大200W)、USB-C:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=3A/20V=5A(最大100W)
・合計最大出力:1364W
・出力:AC:100V~50Hz/60Hz、10A、1000W(瞬間最大 1500W)
USB-A:5V=2.4A(各ポート最大 12W/合計最大 24W)
USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=3A/20V=5A(最大 100W)
USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=3A(1 ポート最大 60W、2 ポート合計最大 120W)
シガーソケット:12V=10A(最大 120W)・解像度:フルHD(1920×1080)
・パッケージ内容:Anker 555 Portable Power Station(PowerHouse 1024Wh)、ACアダプタ、ソーラー充電ケーブル、XT60 & DC 7909コネクタ、シガーソケット充電ケーブル、取扱説明書