昨今のアウトドアブームを受けて、安心して快適な車中泊を楽しめる施設「RVパーク」のニーズが高まっています。2022年9月現在、全国各地に288カ所に増えた「RVパーク」の魅力と、個性豊かな一部の施設をご紹介します。

全国に広がる安心で快適な車中泊エリア

 昨今のアウトドアブームを受けて、キャンピングカーやミニバンなどで車中泊を楽しむ人が増加。それに伴い、安心して快適な車中泊を楽しめる施設「RVパーク」が日本全国に増えています。

「RVパーク」とは一般社団法人日本RV協会が認定する車中泊スペースで、2022年9月時点で全国288カ所に展開。日本RV協会では2012年より、全国各地の温泉施設や道の駅、遊園地や自然公園などさまざまな施設を対象に、一定の条件を満たした有料の車中泊スペース「RVパーク」の設置を進めてきました。

 海外では幅広い世代に親しまれている車中泊ですが、日本ではまだポピュラーといえるほどの認知度はありません。そのため、違法行為やマナー違反といった扱いを受けたり、長時間の駐車ができる場所に街灯が少ないなど、危険と隣り合わせになってしまう可能性が課題となっていました。

 そこで同協会では、アメリカを中心に設置されている「RVパーク」を日本独自にアレンジ。“だれでも利用できる・安全かつ快適な・車中泊を楽しめる場所”として、国内でも拡充すべく、認定活動をおこなっているといいます。

●旅行や滞在をより充実させる新たな旅のスタイル

 周囲に気兼ねなく、家族や親しい人と旅行やアウトドア体験ができる車中泊の人気は、近年のアウトドア志向や生活スタイルの変化で追い風を受けています。そんな車中泊において重要なポイントとなるのがロケーションです。

「RVパーク」はリゾートホテルや高原にあるレストラン、設備のととのった道の駅や温泉施設など、滞在自体を楽しめる魅力的なロケーションに次々と誕生。これらの場所は利便性に優れており、観光の拠点にもなります。

 こうした環境のよさなどから、最近は車中泊を楽しむ人たちが、有料の「RVパーク」エリアを利用するケースが増えているそうです。

●観光の拠点にもなる個性豊かな「RVパーク」

 ここからは、最近オープンした「RVパーク」の一部をご紹介しましょう。

 福島・磐梯高原猪苗代に誕生したのは、四季を通じて楽しめるオールシーズンリゾート「リステル猪苗代」に隣接する「RVパークリステル猪苗代」です。大自然に囲まれ、標高600mと避暑地としても人気のエリア。これからの季節はウインタースポーツも楽しめます。ホテルへは歩いてすぐの場所にあり、ホテル内の温泉施設も利用できます。

 兵庫県朝来市には、創業43年の老舗レストラン「生野高原レストランカッセル」が運営するRVパークが開業しました。車内で食事をとれるよう、テイクアウトのメニューも充実。近隣には歴史的名所である竹田城跡や砥峰高原があります。小鳥のさえずりがBGMとなり夜は満点の星空を楽しめる、大自然を満喫できるロケーションです。

 このほか、RVパークとオートキャンプ場を兼ね備えた京都の「Hygge BASE 京丹後 RVパーク」や、千葉県最大級のブルーベリー観光農園に誕生した「RVパークGREENBASE東金ジャンボブルーベリー店」、北海道の旅の拠点におすすめの「RVパーク 阿寒丹頂の里」、ムーミン物語の世界観を楽しめるムーミンバレーパークをはじめ北欧空間を楽しめる複合施設「メッツァ」に隣接した埼玉県の「メッツァRVパーク」など、個性豊かな「RVパーク」が続々と開業。クルマでの旅の楽しみがますますひろがっています。

 車中泊という旅のスタイルを安心かつ快適に楽しめる「RVパーク」を展開する日本RV協会では、ホームページで全国の「RVパーク」を紹介しているほか、利用方法や公共駐車場でのマナーなども案内中。旅へ出かける前に目を通しておくと安心です。