ジャガー・ルクルトより新作「レベルソ・トリビュート・デュオ・カレンダー」(209万4400円・387万2000円、消費税込)が登場。表と裏、それぞれに異なる表情が楽しめる贅沢なタイムピース。アイコンモデルのルーツに敬意を表した上質なストラップにも注目です。

名門ジャガー・ルクルトの代名詞にしてロングセラー、レベルソの最新モデル

 1833年、スイスのジュウ渓谷にて設立されたジャガー・ルクルト。長い伝統を誇る名門メゾンだが、とりわけよく知られているコレクションが1931年に誕生したレベルソだ。

 優美な長方形ダイヤルとアールデコ調のデザインはそれだけで十二分にチャーミングだが、さらに驚くのはこのダイヤルがケースごと反転するという驚きのギミックをそなえているということだ。

 ベルトの上でケースの表裏がひっくり返るユニークな仕掛けは、もともとはインド駐屯のイギリス人将校からの「ポロの競技中、激しい動きの中でも安心して着用できる時計が欲しい」とのリクエストから生まれたものとして伝えられる。

 アイコニックなこのコレクションは現在、スタンダードな「クラシック」、フェミニンな女性向けモデル「ワン」、そしてオリジナルモデルのスピリットを継承する最上位モデル「トリビュート」と大きく3つのラインに分類されるが、今回紹介する「レベルソ・トリビュート・デュオ・カレンダー」はこのうち「トリビュート」の系譜に連なるもの。

 さまざまな複雑機構搭載モデルを輩出してきたトリビュート・ラインだが、今回登場する「レベルソ・トリビュート・デュオ・カレンダー」もその例に漏れない。その名の通り、裏表両方にダイヤルを備えた両面仕様で、ホワイトダイヤルを採用したオモテ面には月と日付、曜日を示すカレンダー機能とムーンフェイズを、カラーダイヤルを備えた裏面には第2時間帯とともにデイ&ナイト表示を示すディスクをレイアウトする。

 ユニークな機構を実現しているのは、自社製機械式キャリバー853。2つのダイヤルをたったひとつのムーブメントで駆動させているというから驚きだ。

アールデコ調を踏襲する表面とモダンな裏面。異なるふたつの表情が楽しめる

柔らかなダークグレイダイヤルはドレッシーな装いに合わせたい

 デザインについて詳しく見ていこう。ケースに施されたゴドロン様式やアプライドインデックス、存在感のあるドーフィン型の針などは、初代レベルソのオリジナルデザインを忠実に再現するもの。グレイン仕上げを施したホワイトダイヤルにレイルウエイ型のミニッツトラックをあしらったオモテ面は、6時位置の愛らしいムーンフェイズとともにクラシカルな雰囲気を醸し出す。

 翻って現代的な美しさを放つのが裏面のカラーダイヤルだ。サンレイ仕上げを施したディープブルー(ピンクゴールドモデルではダークグレー)のダイヤルには、内側に刻んだミニッツトラック、それを囲うダブルインデックス、モダンにデフォルメされたデイ&ナイト表示など、シャープな魅力を備えたディテールが随所に光る。

 また今回のモデルではもう一点、ストラップにも注目したい。このアイコニックなモデルの誕生にポロ競技が深く関わっていることは前述した通りだが、そうしたルーツに敬意を表して、今回のモデルではポロ用具の老舗としても知られるアルゼンチンの馬具メーカー、カーサ・ファリアーノが製作したストラップを採用している。

 付属するのはカーフレザーを用いた重厚なものと、キャンバスファブリックをベースに見返し部分にレザーをあしらった軽やかなものの2タイプ。雰囲気の異なるストラップは季節によって使い分けてもいいし、もちろんダイヤルとの相性を考えて着替えるのもいい。

 ふたつのダイヤルに異なる2都市の時間を表示させてGMT機能として使うもよし、あるいは同一の時間を表示させ、その日の気分や装いに合わせてダイヤルを使い分けるといった使い方ももちろんアリ。1本で2本の時計を所有しているような気分を味わえる、ちょっと贅沢なタイムピースだ。

●製品仕様
■ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・デュオ・カレンダー
品番:Q3918420(ステンレススティール×ブルー)、Q3912530(ピンクゴールド×ブラウン
価格(消費税込):Q3918420:209万4400円、Q3912530:387万2000円
ケースサイズ:49.4×29.9mm
ケース厚:10.9mm
ケース素材:Q3918420:ステンレススティール、Q3912530:ピンクゴールド
ムーブメント:自社製 機械式手巻きキャリバー853
ストラップ:カーサ・ファリアーノデザインによるカーフレザーおよびキャンバス&カーフレザーストラップ
駆動時間:パワーリザーブ42時間
防水性能:30m防水