ホンダのミドルSUV「パイロット」が米国でフルモデルチェンジ、4代目となる新型が登場しました。どのように進化したのでしょうか。

ホンダの3列シートSUVが米国でフルモデルチェンジ

 米国ホンダは2022年11月7日、中型SUV「Pilot(パイロット)」をフルモデルチェンジして発表しました。

 パイロットはホンダのミドルサイズSUVで、初代は2002年に登場。姉妹車の「MDX」は日本でも2003年より発売されましたが、パイロットは日本未発売のモデルです。

 2008年に2代目、20155年に3代目にフルモデルチェンジ。今回7年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たした新型パイロットは4代目のモデルとなります。

 エクステリアデザインはタフな印象に変更。カリフォルニアで設計され、オハイオで開発され、アラバマで製造される新型パイロットは、ホンダ・ライトトラックのラギッドデザインの方向性をさらに前進させています。大きくて直立したグリル、強力な水平ベルトライン、積極的にフレアされたフェンダーを備えています。

 ボディサイズは全長199.9インチ(約5077mm)×全幅78.5インチ(約1994mm)×全高71.0インチ(約1803mm)、ホイールベースは113.8インチ(約2890mm)と、先代と比較しひと回り大型化。全長はおよそ86mm延長されています。

 インテリアはモダンでクリーンな印象へと進化。室内スペースはクラス最高レベルで、2列目シートのレッグルームは先代比で2.4インチ(約61mm)広くなり、最大10度のリクライニングを可能としています。また3列目シートのアクセスも向上しています。さらにパイロットの歴史上最大の荷室を備えているといいます。

 パワートレインには新開発の3.5リッターV型6気筒エンジンを採用。ホンダのこれまででもっともパワフルなV6エンジンで、285馬力・262lb-ft(約355Nm)を発生します。トランスミッションは10速ATで、これに第2世代のトルクベクタリングi-VTM4 AWDシステムが組み合わされます。

 今回、本格的オフロード仕様「パイロット・トレイルスポーツ(Pilot TrailSport)」も設定されます。

 パイロット・トレイルスポーツは、オフロード用に調整されたサスペンションを備え、アプローチアングルやデパーチャーアングルを確保するために1インチ(約25mm)リフトされています。スプリングレートとダンパーバルブのチューニングもトレイルスポーツ専用となります。

 タイヤはオフロードでのトラクションを向上させるオールテレーンタイヤ、そして車体を保護するスキッドプレートを備えています。
 
 さらに新たにトレイルウォッチ・カメラシステムを採用。これは4つの外部カメラを使い、ドライバーが視界の外にある諸具合物をナビゲートできるようにするシステムで、トレイルモードで時速 15 マイル以下の速度で運転している場合、フォワード ビュー カメラは自動的にオンになります。