長い間「フェラーリ初のSUV」と噂されていた、フェラーリ新型「プロサングエ」。2022年9月に世界初公開された注目のモデルが早くも日本で初披露されました。

日本での価格は4760万円から

 フェラーリ・ジャパンは2022年11月8日、京都の世界遺産に登録されている仁和寺にて、新型「Purosangue(プロサングエ)」を日本で初めて披露しました。

 プロサングエは2022年9月にイタリアで世界初公開されたモデルで、フェラーリ75年の歴史の中で初となる4ドア4シーターのスポーツカーです。

 全長4973mm×全幅2028mm×全高1589mm、ホイールベースは3018mmというボディサイズに、725馬力・716Nmを発生する6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンをフロントミッドに搭載します。このエンジンは「812スーパーファスト」などと同じ流れを汲むF140IA型ですが、シリンダーヘッド、クランクシャフト、ピストン、コンロッドなどを新設計したうえ、2トンを越える車重にあわせて低速トルクを強化した特性に改めています。

 組み合わされるトランスミッションは8速DCTです。カーボンファイバー製ルーフを標準装備することにより車両重量は2033kgに抑えられ、合わせて低重心化も実現、前後重量配分は49:51といいます。駆動方式は4WDです。

 その結果、0−100km/h加速は3.3秒、最高速度は310km/hというパフォーマンスを誇ります。

 注目は、リアドアが後ヒンジの前開きで、前後ドアがいわゆる“観音開き”となることです。ただしBピラーは残され、強固なボディ剛性の実現に寄与しています。

 フェラーリらしいスポーティなデザインでまとめられたキャビンには、4つの独立したシートが設けられています。これは後席の乗員も安心してスポーツドライビングを楽しめるために考えられたもので、プロサングエに5シーターは用意されません。そのリアシートを倒せば、フェラーリ史上もっとも広い荷室が広がります。

 日本初公開の会場となった仁和寺でのプレゼンテーションに登壇したフェラーリ・ジャパン社長、フェデリコ・パストレッリ氏は、「“妥協なく生まれた絶え間ない革新と、卓越した美しさの追求、純粋で誠実であり続けたいという願い”、これはハートについて語っています。つまりフェラーリのレーシング DNA につながるものです。フェラーリのすべてはパフォーマンスを向上させるためにデザインされています。そしてそれと同等の努力がロードカーにも注がれているのです。すべてのフェラーリは何よりもまずスポーツカーなのです。そして、新型プロサングエはプロダクトレンジにおけるスポーツカーの位置づけなのです。そして妥協のない快適性と多用途性を備えたゲームチェンジャーなのです」とコメントしています。

※ ※ ※

 日本での消費税込みの車両価格は4760万円から。イタリアでの価格は付加価値税込みで39万ユーロ(約5700万円)と発表されているため、かなり戦略的なプライスといえそうです。