アウディ「Q8 e-tron」および「Q8スポーツバック e-tron」が欧州で発表されました。日本でも人気の最上級SUVタイプのEV「e-tron」の改良新型モデルです。

スポーツモデル「SQ8 e-tron」も同時に登場

 独アウディは2022年11月9日、新型「Q8 e-tron」および新型「Q8スポーツバック e-tron」を欧州で発表しました。

 今回登場したQ8 e-tron/Q8スポーツバック e-tronは、アウディ初の市販電気自動車(EV)として登場した「e-tron」の改良新型モデルです。

 e-tronは導入以来すでに15万台を販売するヒットモデルとなり、その後「e-tron GT」や「Q4 e-tron」など、現在アウディのEVポートフォリオは8モデルまで拡大、2026年までには20車種以上になる見込みです。

 今回、このモデルの車名を変更することによリ、Q8 e-tronが電動SUV、および電動クーペSUVのフラッグシップモデルであるということを明確にするのが狙いだといいます。

 デザインはフロントフェイスを中心に大幅変更。ひと目でアウディのEV「e-tron」シリーズとわかるシングルフレームグリルにされています。

 また空力を改善。Q8スポーツバック e-tronでは従来の空気抵抗係数0.26から0.24に、Q8 e-tronでは0.28から0.26に改善されています。これはフロントスポイラーの拡大やアンダーボディに取り付けられたホイールスポイラー、またアウディとして初めて採用された、フロントの気流を最適化する「セルフシーリングシステム」の効果だといいます。

 インテリアでは、ほかのラグジュアリーモデルと同様MMIタッチレスポンスオペレーションシステムを採用します。上段10.1インチ、下段8.6インチのダブルの大型ディスプレイでタッチによる操作が可能で、さらに多くの機能を音声操作することができます。またフルHDの解像度を備えた「アウディ・バーチャル・コックピット」を採用、充電性能から航続まで、EVでの走行に関する重要な情報を表示します。

 パワートレインはQ8 e-tron/Q8スポーツバック e-tronとも3種類を用意。

 ベースモデルのQ8 50 e-tronは2つのモーターにより、ブーストモードで250kW(340馬力)・664Nmを発生し、WLTPに基づく航続距離は最大491km(SUV)、最大505km(スポーツバック)となっています。

 上位モデル Q8 55 e-tronも2つのモーターで、ブーストモードで 300kW (408馬力) と664Nmを発生、航続距離はWLTPモードでSUVが最大582km、スポーツバックが最大600kmです。最高速度は、Q8 50 e-tronと同様、200km/hに制限されています。

 トップモデルのSQ8 e-tronとSQ8スポーツバック e-tronは、3つのモーターを搭載。そのブースト性能は、最高出力370kW(503馬力)、最大トルク973Nmに達します。航続距離はSUVで最大494km、スポーツバックで最大513kmです。最高速度は210km/hに制限されています。

 
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 新型Q8 e-tronおよびQ8スポーツバック e-tronは、2022年11月から欧州市場で注文を開始し、ドイツおよび欧州の主要市場への導入は2023年2月末になる予定です。また米国では同年4月になります。

 独におけるQ8 e-tronのベース価格は7万4400ユーロ(日本円で約1090万円)となる予定です。