パナソニックから「はやうま冷凍」や「うまもり保存」という機能を搭載した冷蔵庫3モデルが2023年3月上旬に発売されます。業務用レベルの急速冷凍で肉のうまみを逃さず、解凍後もおいしく味わえる「はやうま冷凍」機能と、冷凍保存中の霜つきや乾燥を抑えておいしさをキープする「うまもり保存」機能に注目です。
約1か月後も冷凍食品のおいしさをキープ
パナソニックは、大風量で急速冷凍できる「はやうま冷凍」機能や、冷凍保存時の霜つきを抑える「うまもり保存」機能を搭載したIoT対応スマート冷蔵庫“WPXタイプ”の新モデルを2023年3月上旬に発売します。
定格内容量の異なる「NR-F659WPX」(650リッター)、「NR-F609WPX」(600リッター)、「NR-F559WPX」(550リッター)の3モデルがラインナップされ、家族の人数や設置スペースに合わせてセレクトできます。
注目の「はやうま冷凍」は、業務用レベルのパワフルな急速冷凍機能です。大風量で集中的に冷却することで、通常の約5倍のスピードで食品を凍らせることが可能。この急速冷凍により、食品の細胞破壊を抑えるため、肉のうまみが逃げることなくおいしさをキープできる仕組みです。
冷凍が難しいとされるから揚げも、「はやうま冷凍」で解凍後も外はサクサク、中はジューシーな出来立ての味わいを楽しめます。
一方、新たに搭載される「うまもり保存」機能は、ホームフリージングの悩みである冷凍食品の霜つき、乾燥、酸化を抑え、約1か月間おいしく保存できます。
「うまもり保存」機能が霜つきを抑えるメカニズムについて、パナソニックの広報担当・田上さんは次のように話します。
「冷凍食品が劣化し、おいしさが損なわれるのは、保存中の温度変化による霜つきが主な原因です。新製品に搭載した『うまもり保存』機能は、冷凍室上段ケースの“うまもりカバー”が冷凍室の開閉時に入る外気をブロックし、保存中の温度変化を従来比で約3分の1に抑えます。
その結果、食品の霜つきを抑えて約1か月後もおいしさを守ります。「はやうま冷凍」でおいしく冷凍した後、「うまもり保存」で冷凍保存していただければ、食品のおいしい状態をより長くキープできます」
ちなみに、冷却運転時に冷凍室内の温度が下がった場合は“うまもりカバー”が食品を冷気から守るため、乾燥による冷凍焼けも防止可能。「はやうま冷凍」と「うまもり保存」の相乗効果により、使いかけの冷凍食品もおいしく保存できるのが魅力です。
●IoT連携により停電時も保冷が長続き
IoT機能を備える“WPXタイプ”の新モデルは、手持ちのスマートフォンに専用アプリ「Cool Pantry」をインストールして連携させることで、さらに便利に使えます。
スマホのGPS機能による位置情報を検知し、自動で最適な運転モードへと移行、買い物中に庫内をしっかり冷却、長時間の外出時は省エネ運転に切り替えなど、かしこく節電しながら利用できるのが美点です。
さらに「停電そなえモード」の新搭載により、アプリで“暴風/暴風雪警報”を受信すると、気象情報と連携した予冷運転を自動で開始。停電時も約5時間保冷が続くため、庫内の食品が傷むのを防ぎ廃棄ロスを減らせます。
そのほか、氷用の給水タンク内の水が少なくなったり、ドアが開けっぱなしになっていたりした場合には音声で通知。さらに、庫内の食材を使ったレシピを検索できるなど、お役立ち機能も充実しています。
パナソニックのIoT対応スマート冷蔵庫“WPXタイプ”の新モデルは、豊かな食生活をサポートしてくれる頼もしいパートナーとなりそうです。
●製品仕様
■NR-F659WPX
・価格(消費税込):オープン価格
・容量:650リットル
・サイズ:幅750×奥行745×高さ1828mm
・質量:120kg
■NR-F609WPX
・価格(消費税込):オープン価格
・容量:600リットル
・サイズ:幅685×奥行745×高さ1828mm
・質量:116kg
■NR-F559WPX
・価格(消費税込):オープン価格
・容量:550リットル
・サイズ:幅685×奥行699×高さ1828mm
・質量:110kg