1983年に初代が発表されたルノー「エスパス」ですが、まもなく6代目となる新型が登場することが発表されました。

誕生40周年を迎えスタイルを大きく変更?

 仏ルノーは2023年1月24日、同年春にルノー新型「Espace(エスパス)」を世界初公開すると発表しました。

 エスパスは、初代が1984年に発売されたモデルです。「欧州自動車メーカー初のミニバン」とも呼ばれるワンボックス&5ドアのMPVで、今年は誕生40周年を迎える歴史あるモデルになります。

 初代モデルはその斬新なコンセプトで、欧州市場で大ヒットとなりました。

 1991年には2代目にフルモデルチェンジ、1996年に3代目、2002年には4代目へと進化し、現行モデルは2015年に発売された5代目となります。

 1994年には、誕生10周年を記念して、2代目エスパスをベースに、F1ウイリアムズ・ルノーの800馬力を発生する3.5リッターV型10気筒を搭載したモデル「エスパスF1」が制作され、世界各地のモーターショーでの展示やサーキットでのデモランがおこなわれました。

 なお日本においては、これまで正規輸入はされていません。

 現行型エスパスは全長4859mm×全幅1888mm×全高1677mm、ホイールベースは2884mmというボディサイズで、225馬力を発生する1.8リッターガソリンエンジン、および160馬力/200馬力を発生する2リッターディーゼルエンジンを用意。2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの2種類があります。

 この春に登場する6代目新型エスパスの情報は多くありませんが、日産「エクストレイル」やルノー「オーストラル」と同様、ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-CDプラットフォーム」を採用すると発表されています。

 また新型エスパスは「5人乗り、および7人乗りのSUV」で登場するとリリースには書かれており、モノフォルムのミニバンスタイルではなくDセグメントSUVのオーストラルをベースにした3列シートSUVになることが予想されます。