メルセデス・ベンツのミドルクラスSUV「GLE」および「GLEクーペ」が欧州でマイナーチェンジし登場しました。欧州市場でのデリバリーは同年7月を予定しています。
メルセデス・ベンツのミドルクラスSUV「GLE」と「GLEクーペ」がマイナーチェンジ
独メルセデス・ベンツは2023年1月31日、欧州にてミドルクラスSUV「GLE」、および「GLEクーペ」をマイナーチェンジし発表しました。欧州市場での納車は2023年7月を予定しています。
GLEは、2015年に初代が登場したプレミアムミドルSUVで、現行型は2018年のパリモーターショーで世界初公開された2代目となります。また現行型は2019年に登場したSUVクーペ「GLEクーペ」もあります。
1997年に発表された「Mクラス」の後継モデルで、Mクラス同様、米国・タスカルーサにあるメルセデス・ベンツ工場で生産されています。
今回、登場4年目で初のマイナーチェンジを受けた改良新型GLE/GLEクーペは、48V技術とISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を搭載したマイルドハイブリッドとPHEVにより、全グレードが電動化されました。PHEVは最新の第4世代へと進化されています。
ほとんどのモデルで、従来よりもパワーアップが果たされています。とくに「GLE 400e 4MATIC」は、約40馬力の最高出力向上となっています。
PHEVはWLTPモードでの最大航続距離が109kmまでに延長、日常のほとんどのシーンが電気のみで走行可能となりました。また、改良されたハイブリッド・ドライブ・プログラムにより、適切な区間で自動的にEVモードを活用。都市部での走行時は、EVモードでの走行が優先されます。さらにオフロード・ドライブ・プログラムにより、オフロードでもEVとして走行できるようになっています。
さらに内外装を改良。エクステリアでは、ラジエーターグリルに2つのクロームルーバーを採用。また標準でLEDハイパフォーマンスヘッドランプを装備しています。
インテリアでは最新世代のステアリングホイールを標準採用。左右のタッチエレメントにより、ドライバーはステアリングホイールからディスプレイを操作することが可能になりました。
またエアコン吹き出し口にクロームを採用。また「メルセデス・マイバッハGLS」や「Sクラス」などと同様のカタラーナベージュ/ブラック(GLE)とバイアブラウン/ブラック(GLEおよびGLEクーペ)のインテリア色を選択することが可能となっています。
さらにメルセデス・マイバッハ GLSでお馴染みの「マニュファクチャー・ピアノラッカーブラック・フローイングライン」トリムは、GLEとGLEクーペに設定。ここにナッパレザー仕上げのシートを組み合わせることが可能です。
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同時にメルセデスAMG「GLE」「GLEクーペ」も内外装を一新。フロントエプロン、デイタイムランニングライト、リアランプの外観を変更しています。
さらにエンジントルクも向上されています。メルセデスAMG「GLE53 4MATIC+」に搭載される3リッター直列6気筒ツインターボエンジンは、従来同様435馬力となるものの、ソフトウェアのアップデートとターボチャージャーの大型化によリ最大トルクを520Nmから560Nmに増大されています。
これにより、0−100km/h加速は従来よりも0.3秒速い5.0秒というパフォーマンスを誇ります。
改良新型GLEの日本導入時期は未定です。