ランボルギーニが2022年の数字を発表しました。それによると販売台数、売上高、営業利益ともに過去最高の数字を叩き出しと言います。なぜランボルギーニは絶好調なのでしょうか。
販売台数の半数以上がスーパーSUV「ウルス」
伊アウトモビリ・ランボルギーニは2023年3月20日、2022年の決算結果を発表しました。
それによると、ランボルギーニは2022年に世界中で9233台が販売され、売上高は23億8000万ユーロ(日本円で約3328億円)と、試乗はじめて20億ユーロを超えました。これは2021年比で22%プラスだといいます。また2017年と比較すると、2倍以上の数字となっています。
さらに25.9%という営業利益率は、高級車メーカーとしてトップに位置づけられています。これは6億1400万ユーロ(約85億8500万円)に換算され、2021年を56%上回っています。2022年は5年連続で営業利益率が増加しています。
アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は「ランボルギーニは成長を続けており、2022年に目標を達成したことを誇らしく思います。2023年は60周年という当社にとって非常に重要な年になります。今後待ち受けている多くの課題や変化に直面する準備はすでに整っています。ランボルギーニにとって今は絶好の時期です」とコメントします。
販売地域を見ていくと、アジアは前年比14%プラス、続いてアメリカがプラス10%、EMEA(ヨーロッパ/中東/アフリカ)地域は7%販売台数が増加しています。
市場別では、トップは引き続きアメリカで2721台(前年比プラス10%)、中国/香港/マカオが1018台(同プラス9%)、ドイツが808台(同プラス14%)、英国は650台(同プラス15%)、日本が546台(同プラス22%)となっています。
モデル別では、スーパーSUV「Urus(ウルス)」が5367台(前年比プラス7%)と全体の販売台数の半数以上を占めました。また「Huracan(ウラカン)」は3113台、2022年9月に生産が終了した「Aventador(アヴェンタドール)は753台でした。
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ランボルギーニ創立60周年を迎える2023年は、新たな歴史の始まりでもあるといいます。まもなく登場する初のプラグインハイブリッド(PHEV)のV12スーパースポーツカーの発売は、2024年に完了する全モデルレンジのハイブリッド化に向けた第一歩となるといいます。