先日フルモデルチェンジして新型になったVWのミドルクラスワゴン「パサートヴァリアント」が、早くも欧州で先行販売が開始されました。どんな内容なのでしょうか。

ベースグレードの「1.5eTSI」は約650万円から

 フォルクスワーゲン(VW)は2023年11月16日、欧州で新型「Passat(パサート)」の先行販売を開始したと発表しました。

 パサートはVWのDセグメントモデルで、初代パサート(B1型)は1973年に登場。以来、パサート(B8型)まで8世代・半世紀の歴史を誇るモデルとなります。

 初代からの累計販売台数は全世界で3400万台以上を数え、世界でもっとも成功したミドルサイズモデルともいわれています。VWのモデルの中ではゴルフに次ぎ、ビートルを上回るモデルとなっています。

 2023年8月にフルモデルチェンジして世界初公開された新型パサートヴァリアントは、9世代目となるモデルです。

 従来あったセダンの設定はなく、ワゴンモデルの「ヴァリアント」のみの設定なのが特徴です。

 ボディサイズは先代モデルよりも拡大。全長は先代モデルよりも144mmも延長して4917mm、全幅は20mmプラスの1852mmに設計されています。全高は1506mmと、先代モデルと同等です。またホイールベースは50mm延長して2841mmとなっています。

 またラゲッジルームの容量は650リッター、最大で1920リッターとなっています。VWでは「史上最大のパサート」としています。

 装備ラインは「パサート」「ビジネス」「エレガンス」「R-ライン」の4つを用意。標準モデルでも装備が充実されており、アダプティブクルーズコントロールやサイドアシスト、フロントアシスト、レーンアシスト、パークディスタンスコントロール、リアビューカメラシステムなどを標準装備しています。

 パワートレインには、3種類の新型PHEV(プラグインハイブリッド)の「eHybrid」および48Vマイルドハイブリッドモデル「eTSI」、そして5種類のターボチャージャー付きガソリン「TSI」、およびディーゼルモデル「TDI」が用意されます。

 150馬力の「1.5eTSI」、204馬力/265馬力のガソリンモデル「2.0TSI」、122馬力/150馬力/193馬力を発生するディーゼルモデル「2.0TDI」はDSG(DCT)と組み合わされます。このうち265馬力の2.0TSI、193馬力の2.0TDIは4MOTION(4WD)が標準装備、その他のモデルは前輪駆動(FF)となります。

 今回先行販売が開始されたのはマイルドハイブリッドモデルとディーゼルモデルで、 エントリーレベルの「パサート 1.5eTSI」が3万9995ユーロ(日本円で約650万円。ドイツの付加価値税VAT19%含む)から、「ビジネス」装備ラインの「パサート ビジネス 1.5eTSI」は4万4995ユーロ(約732万円)からとなります。

 またディーゼルモデルの「パサート 2.0TDI」は4万8495ユーロ(約789万円)からとなっています。