欧州カー・オブ・ザ・イヤー2023にも選ばれたジープのコンパクトSUV「アベンジャー」の2024年モデルが欧州で発売されました。従来のEVだけでなく、プラグインハイブリッド、そして内燃機関のガソリンエンジン車も用意、より幅広いニーズに対応したのが特徴です。

気になるガソリンモデルは2万5000ユーロ(約403万円)から

 ステランティスのブランド「Jeep(ジープ)」は2023年11月29日、欧州にて新型「アベンジャー」2024年モデルを発売しました。

 新型アベンジャーは2022年10月、パリモーターショーにおいて世界初公開されたジープブランド初となるバッテリー式電気自動車(BEV)で、その全長は4076mmと「レネゲード」よりも160mm短いサイズになり、ジープとしては最小のコンパクトSUVとなります。

 搭載されるモーターは156馬力・260Nmを発生、前輪を駆動します。WLTPモードで最大600kmの航続距離を誇ります。またわずか3分の急速充電で30km走行できる充電が可能となります。

 その使い勝手の良いサイズやジープらしいスタイリッシュさで人気となり、欧州では2023年4月の市場導入がおこなわれて以降、同年10月には早くも受注が4万台を突破、すでに欧州COTY(カー・オブ・ザ・イヤー)やウーマンCOTYのベストファミリーSUVなど10を超える賞を受賞しています。

 今回登場したのはジープアベンジャーの2024年モデルです。

 従来のEVに加え、プラグインハイブリッド(PHEV)の「アベンジャー e-ハイブリッド」が登場。これはEVと内燃エンジンモデル(ICE)を補完するモデルで、1.2リッター4気筒ガソリンエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリー、そして6速デュアルクラッチ電動ギアボックスが組み合わされます。エンジン出力は100馬力・205Nmとなります。

 このギアボックスには21kW(約28.5馬力)・55Nmを発生するモーター、インバーター、そしてトランスミッションユニットが組み込まれており、コンパクトさと効率を最適化します。

 一般的な運転状況下では、エンジンは最適な燃料効率を実現するように設計されており、ATを搭載した内燃エンジン車と比較して、CO2排出量は最大15%削減します。また都市部での走行ではその半分以上の時間、100%EVモードで走行するといいます。

 さらにガソリンエンジン車(ICE)も用意。このモデルはe-ハイブリッドと同じ1.2リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載、100馬力・205Nmを発生、6速MTが組み合わされます。

 グレードは「ロンチチュード」「アティチュード」「サミット」、そしてノーマルの4種類を用意、ユーザーのニーズに対応しています。

 また車両価格も見直され、100%電気モデルの場合、同じグレードの2023年モデルと比較して、定価が最大2000ユーロ(約32万円)引き下げられています。

 新型アベンジャー2024年モデルのドイツでの価格は、ガソリンモデルが2万5000ユーロから(日本円で約403万円。ドイツの付加価値税VAT19%込)、e-ハイブリッドが2万7000ユーロから(約436万円)、EVが3万7000ユーロから(597万円。補助金含まず)となっています。

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 ジープ新型アベンジャーはいつ、日本に入ってくるのでしょうか。

 関係者によると、2024年春には日本導入する予定だといいます。価格など詳細は未定ですが、全長4076mmという日本でも使いやすいサイズ感のコンパクトSUVであり、さらにデザインもジープらしさのあるモデルなので、人気モデルになる予感があります。