アウディのフラッグシップSUV「Q7」が欧州でマイナーチェンジ、改良新型が登場しました。どう変わったのでしょうか。

ドイツでの価格は約1255万円から

 独アウディAGは2024年1月30日、フラッグシップ大型SUV「Q7」、およびスポーティモデル「SQ7」をマイナーチェンジ、改良新型を欧州で発表しました。

Q7はアウディのプレミアムSUVで、2003年に開催された北米国際自動車ショーで登場した「パイクスピーク・クワトロコンセプト」を起源としています。初代Q7は2005年にデビュー、日本でも2006年10月に発売されました。

 VW「トゥアレグ」やポルシェ「カイエン」と兄弟車という関係となるQ7ですが、スタイリッシュなエクステリアデザインと7人乗り3列シートを擁するSUVとして世界各国で人気を博し、2016年には現行型となる2代目へとフルモデルチェンジしています。

 2020年にはマイナーチェンジをおこない内外装のデザインを変更、今回2回目となる大規模なマイナーチェンジをおこないました。

 変更されたのは内外装のデザイン。LEDヘッドライトが標準装備され、オプションでマトリックスLEDヘッドライトも用意されます。

 さらにアウディレーザーライトを備えたHDマトリックスヘッドライトもオプションで用意。これは24 個のLEDと高出力レーザーダイオードで動作し、レーザー技術の精度を象徴するヘッドライトに組み込まれた青色の光によってすぐに認識できます。レーザー光は70km/hを超えるとアクティブになり、ハイビームの範囲を大幅に拡大します。
 
 また高い位置にリデザインされたデジタルデイタイムランニングライトは、ユーザーがMMIを介して4つのシグネチャーからひとつを選択することが可能で、オリジナルの個性的な外観となります。

 リアのデジタルOLEDライトは「A8」「Q8」「Q5」と同様、停止しているQ7の後ろから2m以内にクルマが近づくと、自動的にアクティブになる機能が装備されています。

 フロントグリルのデザインも一新。標準グレードではティアドロップ型、上位グレードではL字型のスラットが採用されます。

 ボディカラーはサクヒールゴールド、アスカリブルー、チリレッドの3色のメタリックカラーが追加、またホイールは20インチから22インチまで5種類の新デザインから選ぶことが可能です。

 インテリアは9種類のインレイから選択が可能。また今回のアップデートにより、インフォテインメントシステムはサードパーティ製の人気アプリ(Spotify や Amazon musicなど)を直接使えるようになりました。

 今回も2列5人乗りバージョンと3列7人乗りバージョンを用意。5人乗りの場合、荷室容量は867リッターから1993リッターとなっています。さらにリアテールゲートは全モデル標準で電動となっています。

 パワートレインに大きな変更はなく、231馬力・500Nmを発生する3リッターディーゼルエンジン搭載の「45TDIクワトロ」、286馬力・600Nmを発生する3リッターディーゼル搭載の「50TDIクワトロ」、340馬力・500Nmを発生する3リッターターボガソリンの「55TFSIクワトロ」を用意します。これらのモデルには8速ティプトロニック(8速AT)、クワトロ(4輪駆動)、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされます。

 さらにスポーティモデル「SQ7」は507馬力・770Nmを発生する4リッターV型8気筒ターボ「4.0TFSI」を他桜彩。0−100km/h加速はわずか4.1秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを発揮します。このエンジンはシリンダーオンデマンド(cod)システムを搭載、エンジンが低負荷の場合、2/3/5/8シリンダーを停止、4気筒モードで走行します。これにより燃費を低減します。

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 新型Q7は2024年第1四半期に欧州市場で販売される予定です。ドイツでの車両価格は、45TDIクワトロが7万9300ユーロ(日本円で約1255万円。ドイツの付加価値税VAT19%込、以下同)、50TDIクワトロは8万2300ユーロ(約1302万円)、55TFSIクワトロが8万2500ユーロ(約1305万円)、SQ7は11万2000ユーロ(約1770万円)からとなっています。

 日本での導入時期は未定です。