モータースポーツの世界に割とドップリハマってしまった女子ライダー&ドライバー、小鳥遊レイラの直球ストレートインプレッション。今回のテストカーは、メルセデスAMG「CLA 45S 4MATIC+シューティングブレーク」です。

1台でいろいろ楽しめちゃうシューティングブレーク

 最近はスーパーカーやスポーツカーばかり試乗してきましたが、今回はメルセデスAMG「CLA 45S 4MATIC+シューティングブレーク」です。メルセデスらしい高級感があって、ファミリーカーではありますが、ファミリーの中でもリッチな家族が乗っていそうなイメージですね。内装も上質感があり、洗練された雰囲気のクルマです。

 まずは“コンフォートモード”で走ってみましたが、排気音もジェントルで穏やかなフィーリング。乗り心地も良好で非常に快適です。後部座席も広々しており、大人4人が乗車して長距離ドライブに出かけても苦になりません。人を乗せるなら間違いなくコンフォートモードですが、正直、高速道路を走るならもう少しキビキビしてもいいかな……。

 というわけで“スポーツモード”にしてアクセルを踏み込んでみると、さすが412馬力! かなりアグレッシブなサウンドとともにグングン加速します。サスペンションも硬くなるようだし、アクセルを戻すとアフターファイヤーが響いて相当スポーティです。お父さんが週末ひとりでドライビングするにはピッタリですね。ただ、家族を乗せてスポーツモードでフル加速する際は、一言断りを入れてからのほうがよさそうです。

 次に“スポーツ+モード”を試してみたのですが、エキゾーストノートがひときわ激しくなり、スポーツ度がさらに増します。パドルシフトで8速AMGスピードシフトDCTを操作するんですが、シフトフィーリングもダイレクトだしレスポンスも鋭い。サスペンションもより引き締まってハードブレーキングができるんです。シフトアップ/ダウンの感覚や加減速の楽しさはMT車のよう。ステーションワゴンに乗っていることを忘れてしまうほどで、ワインディングもかなり楽しめました。さらに激しい“レースモード”も用意されていますが、今回ストリートのみの試乗のためこちらのモードは遠慮しておきました。

●オールマイティに楽しめる1台

 CLA 45S 4MATIC+のスゴいところは、クルマ好きのお父さんを満足させるパフォーマンスの高さと、家族を満足させるコンフォート性とラグジュアリーさ。ビジネスシーンにも似合うスタイリッシュさを上手く兼ね備えている点も魅力的です。しかもCLAクーペよりも荷物も積めるし、とにかく便利! クルマに求められるすべてを備えているうえに、ボタンひとつでガラリとキャラクターを変えられます。

 細かい話ですが、フットトランクオープナーは百発百中で作動してくれるし、パネルセンサーの操作性も良好でした。こういう新しい装備って、最初のうちはなかなか思いどおりにならないことも多いもの。それをいきなりスキなく高い完成度で出してくるあたりが、いかにもメルセデス・ベンツらしくて、幅広い層に支持される納得の1台でした。