2022年4月9日から17日に開催されたジープファンのための祭典「イースター・ジープ・サファリ」で公開されたスーパーカー顔負けのコンセプトモデルを紹介します。

6速MTを採用し、0−60mph加速はスーパーカー以上の速さ

 第56回「Easter Jeep Safar(イースター・ジープ・サファリ)」では、ジープブランドとJeep Performance Parts by Mopar(JPP)チームが開発したコンセプトカーが発表されたが、今回はその中から、将来に向けて開発が続くジープの電動車を紹介したい。

●Jeep Wrangler Magneto 2.0

 まずはジープブランド初のBEVコンセプト、「Jeep Wrangler Magneto」の後継モデルとなる「Jeep Wrangler Magneto 2.0(ジープ・ラングラー・マグニート2.0)」だ。

 このジープ・ラングラー・マグニート2.0は、最高回転数5250rpmの特注軸流モーターを搭載。リチウムイオン電池は重量配分を考慮して4つを車体各部に配置していて、70kW/hの出力で800Vのシステムを駆動している。トランスミッションは6速マニュアルだ。

 このシステムのピーク電流は、最初の「マグニートコンセプト」と比べて、2倍以上となる600Aとなっていて、最高出力は625hp、最大トルクは850lb.ft.(約1152Nm)という強大なものを実現。0−60mph(約96km/h)加速タイムは2秒とのことだ。この加速はもはやV12エンジンを搭載したスーパーカーでも太刀打ちできない速さだ(ちなみにランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」でさえ、0−100km/h加速は2.8秒)。

 シャシは、このパワートレインを収めるため、2ドアラングラーのホイールベースを12インチ(約30cm)延長していて、トランスミッションは1速のギア比を5.13から3.36に変更。ダイナトラックの60プロロック・フロントアクスルと、ダイナトラック80リアアクスルを装備。ドライブシャフトも強化されていて、サスペンションもより強化されたものとなっている。

 外装には、軽量バンパーとカーボン製ホイールフレアを装備。ホイールサイズは20インチとなっている。

「グランドチェロキー4xe」にトレイルホークが加わる!?

 もう1台は「Jeep Grand Cherokee Trailhawk 4xe Concept(ジープ・グランドチェロキー トレイルホーク4xeコンセプト)」だ。

「グランドチェロキー4xe」にトレイルホーク版が登場することを予感させる「グランドチェロキー・トレイルホーク4xeコンセプト」

●Jeep Grand Cherokee Trailhawk 4xe Concept

 ジープ・ブランドは今春、はじめての電動化モデルとなる「グランドチェロキー4xe」を発売するが、このグランドチェロキー・トレイルホーク4xeコンセプトは、電気モーターふたつと400Vのバッテリーパック、2.0リッターターボエンジン、8速オートマチックトランスミッションを搭載。

 足まわりにはジープ・クアドラリフト・エアサスペンションを採用することで、岩場や悪路の走破性やトラクションを向上させている。

 外観はカスタムインダストリアルブルーと、ラグーンブルーのトゥフック、ブラック&ブルーのマットなトレイルホーク・フードデカールが特徴となっている。カスタムルーフラックには、タイダウンを内蔵、フォグランプはクワッドLEDプロジェクター式となっている。

 ホイールは20インチサイズ、タイヤは33インチのBFグッドリッチ・マッドテレーンを装備。シートにはトレイルホークのバッジと、サーフブルーのステッチが施されている。

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 エンジンと違って低回転から最大トルクを得ることができるモーターは、実は悪路走破との相性がよい。今回発表されたラングラー・マグニート2.0とグランドチェロキー・トレイルホーク4xeコンセプトは、モアブ国立公園に集まったオフロード走行を楽しむコアなファンにはぴったりだったのかもしれない。