季節はすっかり初夏、外遊びやキャンプにベストなシーズンに入ろうとしています。心地よい日差しの中でのBBQが楽しみの季節に入りました。そんなキャンプ場で映えるクルマといえば、やっぱりSUV。その中でもジープ「ワゴニア」は、自分のスタイルで楽しむおしゃれキャンパー御用達です。

キャンプ上級者はクルマにもこだわる

 30年ぶりに復活を遂げた新型「グランドワゴニア」の話題が記憶に新しいが、アウトドアマン達にいまだに人気があるのは、やはりオールド・ワゴニアということになる。

 オートモービルカウンシル2022の会場には、新たに「SUV & GEARコンセプト」と題して、アウトドアライフを再現するコーナーが新設された。そこには1962年に登場したプレミアムSUVのルーツ「ジープワゴニア」を中心に、それを囲むようにアメリカンキャンパーライフを演出するヴィンテージギアが置かれていて話題となった。

 SUVの元祖というべきジープ・ワゴニアは、ジープ製造で有名なウィリス・モータース(カイザー社)が軍用車として使っていたジープをワゴンモデルとして発売したことがルーツとなる。

 発売当初は3.8リッター直列6気筒エンジンを搭載していたが、1965年からはアメ車らしく大排気量化によってリニューアルし、5.4リッターV型8気筒エンジンモデルを設定。

 その後、1970年にアメリカン・モーターズ(AMC)によってカイザー社が買収され、ワゴニアの製造ライセンスが移行。1973年には、ワゴニアの2ドアモデルが「チェロキー」として発売され、ワゴニアはその最上級モデルの位置づけとなる。

 この頃のアメリカは自動車メーカーの買収合戦も数多くおこなわれていた。そうした経済状況下の中、クライスラーがアメリカン・モーターズを買収。1989年からは、その名をグランドワゴニアと改め製造されている。しかし、この生産期間はとても短く、1989年のデビューからわずか2年の短命のうちにラインオフされた。

●ワゴニアに合わせてキャンプ道具を揃える

 展示されていたワゴニアは、1970年代のAMC時代の1台。エッグクレートグリルが特徴的だ。ワゴニアの魅力は、1960年代のクラシカルなデザインが脈々と受け継がれている点にある。ベージュの淡いボディカラーにボディサイドの一直線に入ったウッドパネル、そしてアメ車らしいメッキパーツの使い方がクラシカルだ。これにホワイトリボンのタイヤの組み合わせが古き良き時代のアメリカンスタイルを彷彿とさせる。

 このワゴニアでキャンプを楽しむのなら、テントや焚き火道具、調理器具、ランタン……と、すべてヴィンテージスタイルで揃えたいところ。早朝のキャンプ場で、あえてファイヤーキング・ジェダイのマグカップでコーヒーを飲んでみたくなる。展示車両のラゲッジにはまさにそうしたキャンプスタイルをイメージさせるディスプレイがなされていた。

 とことんまでこだわるのなら本場仕様のティピーテントをあわせたいところだが、大人数で便利に使えるドーム型やツールームを選ぶとしても、ネイティブアメリカン柄のラグを使うだけで、断然雰囲気がアメリカンに仕上がる。

 アメリカンロードムービーの主人公になった気分で、ワゴニアでキャンプに出掛けてみてはいかがだろうか。