2002年、ゴルフIVをベースに241馬力を発生する3.2リッターV6エンジンを搭載した「ゴルフR32」が誕生。現在に続くゴルフRの起源です。欧州で、ゴルフRの20周年記念エディションが登場しました。

2002年に登場した「ゴルフR32」から20周年を記念した特別仕様車

 独フォルクスワーゲン(VW)は2022年6月2日、欧州にて「Golf R 20 Years anniversary model(ゴルフR 20イヤーズ アニバーサリーモデル)」を発表しました。

 ゴルフRはVWの「Rライン」と呼ばれるブランドのモデルです。RラインのRとは「Racing(レーシング)」の頭文字になります。

 ゴルフにRラインが設定されたのは、2002年に登場した「ゴルフR32」が最初です。ベースとなるのは4代目ゴルフ(ゴルフIV)で、241馬力を発生する3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載。これはそれまでVWが製造してきたゴルフのなかでもっともパワフルなモデルでした。駆動方式は4MOTION(4WD)で、数々の専用装備・設計が採用され、このクラスの技術的なベンチマークになったといいます。ゴルフR32はヒット作となり、販売台数は当初予定の3倍を記録しました。

 その後5代目ゴルフ(ゴルフV)にも250馬力に引き上げられた3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載するR32を設定。6代目ゴルフ(ゴルフVI)からは2リッター直列4気筒ターボエンジンの「ゴルフR」となり、7代目ゴルフ(ゴルフVII)、そして現行型の8代目ゴルフ(ゴルフVIII)にも設定されています。

 今回、2002年に登場したゴルフR32から20周年を記念して設定された20イヤーズ アニバーサリーモデルは、Rパフォーマンスパッケージを標準装備。さらにリアにはルーフスポイラー、19インチのエストリルアロイホイールが標準装備されます。

 インテリアはVWの市販車としてはじめて、ダッシュパネルとドアトリムに純正カーボンを使用したデコラティブトリムエレメントが採用されています。またマルチファンクションスポーツステアリングホイールには、特別仕様車ならではのブルーのRロゴを採用。またキーキャップにもブルーのRロゴを採用しています。

 搭載されるエンジンは333馬力420Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボ「EA888」で、駆動方式は4MOTIONです。0−100km/h加速は4.6秒、最高時速は270km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇ります。

 ゴルフR 20イヤーズ アニバーサリーモデルは、ほかのゴルフと同様、ヴォルフスブルクのVW工場で生産されます。2022年半ばから、欧州および北米のディーラーにて販売される予定です。

 なお日本での展開は発表されていません。