ドアもない、屋根は取り外し可能なキャンバスという50台限定の超小型EV、シトロエン「マイ・アミ・バギー(My Ami Buggy)」がフランス本国で誕生しました。

50台限定のホビーカーはオンライン限定販売

 ステランティスのブランド、仏シトロエンは2022年6月15日、50台限定の超小型EV(電気自動車)「マイ・アミ・バギー(My Ami Buggy)」を発表しました。同年6月21日深夜からオンライン限定で販売、50台がすべて17分28秒で完売しました。

 マイ・アミ・バギーのベースとなるマイクロモビリティカー「アミ(AMI)」は、2019年3月に開催されたジュネーブモーターショーで「AMI ONE Concept」として登場、2020年2月27日に世界初公開された2シーターのピュアEVモデルです。

 全長2410mm×全幅1390mm×全高1520mmという超小型サイズで、車両重量は485kg(バッテリーを含む総重量)。ターニングサークル(最小回転直径)は7.2mと小回り性もよく、狭いパリの路地でも運転しやすいのが特徴です。

 これまでアミは、フランス本国をはじめイタリア、スペイン、ベルギー、そして2021年夏からはポルトガルでも販売されています。
 
 アミに搭載されるモーターの最高出力は6kW(約8.2ps)で、リチウムイオンバッテリーは5.5kWh。これにより、最高速度45km/hでの走行と、最大航続可能距離70kmを達成しています。この距離は、都市および都市周辺に住む人の1日の平均移動距離よりもはるかに長い数字だといいます。

 アミの最大の特徴は、フランスでは運転免許を必要としない超小型四輪だということです。

 アミのような超小型車(50ccエンジンカーに相当する)は、フランスにおいては1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許なしでも運転可能で、1988年1月以降に生まれた人は、検定に合格するともらえる交通安全証明書(AMライセンス)を所持することを条件に、こちらも運転免許なしで運転できます。AMライセンスは14歳から取得可能なため、フランスではアミは14歳から運転することが可能となっています。

 今回登場したマイ・アミ・バギーは、2021年12月に発表されたコンセプトモデルを具現化したモデルです。カーキ色のボディカラーやウイングエクステンダー、フロント/リアバンパー、14インチのゴールドホイールなど専用パーツを装備しています。

 バギーのコンセプトに沿って、ドアはスチールバーに、ルーフは取り外し可能なキャンバスに置き換えられているのが特徴です。

 シトロエンの戦略およびマーケティングディレクター、ローレンス・ハンセン氏は「マイ・アミ・バギーコンセプトを発表したとき、多くの人から熱狂的な反響をいただき、ご要望をいただきました。その結果、このコンセプトの精神を具現化したマイ・アミ・バギーを発売し、アミのカスタマイズの可能性をあらためて示すことができるのをうれしく思っています。

 マイ・アミ・バギーは、ドアがなくコンバーチブルルーフを備えるため、ドライバーとパッセンジャーは自由に、そして電気のみの走行のため静かなドライブを楽しむことができます」とコメントしています。