コードバン財布からバッグまで、さまざまなレザーグッズを展開するブランド・キプリスから、幻の素材と呼ばれるヴェローナレザーを使用した財布が登場しました。きめ細やかな表面の質感、深みのあるネイビーに思わず目を奪われる逸品。所有欲を満たしてくれる高級感も必見です。

タンナーが現存せず入手困難となった幻の素材

 メイド・イン・ジャパンの職人ワザが光る革小物を展開するブランド・キプリス(CYPRIS)から、新作「ヴェローナレザー(Verona Leather)」シリーズが登場しました。「風琴マチ長財布」、「小銭入れ付き札入れ」、「コンパクト札入れ」、「風琴マチ名刺入れ」の全4型をラインナップします。

 新作の最大の特徴は、シリーズ名にもなっている“ヴェローナレザー”を採用する点。この素材とは一体どういう革なのでしょうか? その特徴について、キプリスブランドを展開するモルフォの広報担当・石岡晃二さんは次のように話します。

「ヴェローナレザーは、イタリアの製造タンナーが現存しておらず、現在、極めて入手困難な幻の素材と呼ばれるレザーです。今回は、キプリスが自社工房に収蔵していたものを使用し、現代によみがえらせました。

 当時から非常に貴重だった、英国産の原皮を使用したフルタンニンなめしのカーフ素材をベースに、染料とアニリンのみで仕上げられています。きめ細やかな表面を引き立てるアンティークのような深みのある透明感は、当時、一切の手間を惜しまず、1枚1枚ていねいに仕上げていた証です。ネイビーの色味がとても美しい点も特徴といえるでしょう」

●日本伝統の風琴マチなど職人ワザが光る

 ヴェローナレザーの希少性もさることながら、メイド・イン・ジャパンにこだわるキプリスならではの秀逸な仕立てが光るのも、本シリーズの特徴です。

 縫製には、一般には使用されない50番手の極細糸を使用。高級ドレスシャツを縫うようなていねいで繊細な仕立ては、キプリスが長年培ってきたクラフトマンシップのなせるワザといえます。

「風琴マチ長財布」は、札入れ×2、カード入れ×4、ポケット×2を備えた長財布。商品名からもわかるとおり、札入れ部分に“風琴(ふうきん)マチ”を使用しているのが特徴です。

 風琴とはオルガンのことで、アコーディオンのようにマチが蛇腹になっているため、このように呼ばれます。一般的な蛇腹マチ(ササマチやとおしマチ)との違いは、ササマチなどはマチ部分の山が内側にあるのに対し、風琴マチでは山が外側にある点です。これにより、スムーズに紙幣を出し入れできる上、非常に薄く仕上がっています。

「風琴マチ長財布」に採用される風琴マチは、マチ部分の山が外側にある点が特徴。これにより、スムーズに紙幣を出し入れできる上、非常に薄く仕上がっています

「小銭入れ付き札入れ」は、札入れ×2、小銭入れ×1、カード入れ×4、ポケット×3を備えたふたつ折り財布。オールインワン収納で使い勝手がよく、ベーシックなふたつ折りを好む人に最適な財布です。

「コンパクト札入れ」は、札入れ×1、カード入れ×3、ホルダー×2を備えたふたつ折り財布。小銭入れがない分、スマートなつくりで、カードでの支払いをメインとする人におすすめです。

「風琴マチ名刺入れ」は、名刺入れ×2、ポケット×2、ホルダー×1を備えた名刺入れ。長財布と同じく風琴マチを採用しており、大容量なのに名刺が少ないときは薄くなるのが印象的です。

 風琴マチは、海外製のものではほとんど見かけることのない、日本独自の伝統技法のひとつ。こうした日本伝統の職人ワザを感じられる点も、「ヴェローナレザー」シリーズの特徴といえるでしょう。

●製品仕様
■風琴マチ長財布
・価格(消費税込、以下同):4万5100円
・サイズ:W183×H90×D15mm

■小銭入れ付き札入れ
・価格:4万4000円
・サイズ:W110×H90×D25mm

■コンパクト札入れ
・価格:3万1900円
・サイズ:W88×H92×D10mm

■風琴マチ名刺入れ
・価格:2万6400円
・サイズ:W108×H75×D10mm