フェラーリの新型オープントップ・スポーツカー、新型「296GTS」が登場しました。663馬力の3リッターV型6気筒ツインターボエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルで、トータルの出力は610kW(830馬力)・740Nmを発生。最高速度330km/h、0−100km/h加速は2.9秒のオープンスーパーカーです。

走行中でも14秒で格納式ハードトップを開閉可能

 フェラーリ・ジャパンは2022年6月24日、新型ベルリネッタ・スパイダーモデル、フェラーリ「296GTS」を発表しました。

 296GTSは、すでに発表済みの2ドアクーペ「296GTB」のオープントップ・バージョンになります。

 リアミッドに搭載するパワートレインは、296GTBと同じ3リッターV型6気筒ツインターボ+モーターのプラグインハイブリッド(PHEV)で、トータルの最高出力は610kW(830馬力)、最大トルクは740Nmを発生。トランスミッションは8速DCTが組み合わされ、後輪を駆動します。

 これにより、最高速度330km/h、0−100km/h加速2.9秒、0−200km/h加速7.6秒、フィオラノ(1周2976.41mのフェラーリのテストコース)のラップタイムは1分21秒80というパフォーマンスを発揮します。

 搭載するPHEVシステムはペダルの応答性をゼロに短縮し、「eDriveモード」では最大25kmのEV走行を可能にしています。

 296GTSの特徴となるRHT(格納式ハードトップ)は、乗員の快適さを保証。ルーフを格納したスポーティなデザイン、そしてルーフを閉めたシルエットは296GTBと非常に似ています。

 軽量のRHTは最大45km/hで走行中でも開閉が可能で、格納または展開までの時間はわずか14秒となります。折りたたみルーフは2分割され、エンジン前方のスペースに格納されるため、オープン時にもエンジンの放熱性には影響を与えないといいます。

 296GTSは全長4565mm×全幅1958mm×全高1191mm、ホイールベースは2600mmというボディサイズ。乾燥重量は1540kgと軽量です。

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 さらに296GTSのパフォーマンスを最大化するためのオプションパッケージ「296GTSアセット・フォオラノ・パッケージ(296GTS Assetto Fiorano Packaage)」も用意されます。

 これはサーキット走行用のパッケージで、調整可能な「マルチマティックショックアブソーバー」を搭載。またフロントバンパーにカーボンファイバー製のハイダウンフォースパーツを追加、ノーマルプラス10kgのダウンフォースを実現しています。

 またドアパネルを含む各所にカーボンファイバー素材を採用することで、全体として8kgの軽量化を実現しています。さらに「250ル・マン」に触発された特別なカラーリングは、アセット・フィオラノパッケージを選択する人だけが注文できるようになります。またタイヤはミシュラン「パイロットスポーツ・カップ2R」の高性能タイヤとなります。

 フェラーリ・ジャパン社長、フェデリコ・パストレッリ氏は「フェラーリは現在、歴史上もっとも幅広く、もっとも革新的で美しいモデルを用意しています。サーキット走行からロードドライブまで多種多様なドライブシーンでフェラリスティの皆さまにご満足いただいております。ハイブリッドカーにおいては、これでV8ベースのSF90ストラダーレとスパイダー、V6ベースの296GTBとGTS、計4台のラインナップになりました」とコメントしています。

 日本での車両価格(消費税込)は4313万円で、納期は1〜2年後となりそうです。