トヨタ「アルテッツァ ジータ」は、21年前の今日、2001年7月2日に発売されました。FR4ドアスポーツセダン「アルテッツァ」の派生車種として登場したアルテッツァ ジータとはどんなクルマだったのでしょうか。

日本車で久々に登場したFRスポーツセダンのワゴン版

 21年前の今日、2001年7月2日に登場したモデルがトヨタ「アルテッツァ ジータ」です。

 アルテッツァ ジータは、1998年に登場した4ドアセダン「アルテッツァ」の派生モデルとして登場した、5ドアのステーションワゴンです。ベースのアルテッツァは、日本市場において久々に登場した後輪駆動(FR)の4ドアスポーツセダンで、「1998−1999年 日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞しています。

 当時はアルテッツァ ジータをステーションワゴンとは呼ばず、「セダン、クーペ、ステーションワゴンにはない魅力を付与した新ジャンルのクルマ」と紹介されていました。ちなみに車名のアルテッツァとはイタリア語で「高貴」、ジータはイタリア語で「小旅行」を意味します。

 全長4505mm×全幅1725mm×全高1420mm、ホイールベースは2670mmというDセグメントの大きさで、セダンの全長4400mmよりも全長が延長されていました。ホイールベースはセダンと変わりません。

 デザインは流麗で軽快なスタイルを持ち、リアビューはラウンドしたバックガラスが特徴です。荷室容量は通常時390リッター、最大で620リッターでした。

 搭載エンジンは160馬力・200Nmを発生する2リッター直列6気筒「1G-FE型」のほか、220馬力・294Nmを発生する3リッター直列6気筒「2JZ-GE型」を用意、3リッターモデルはFRのほか4WDも設定されました。組み合わされるトランスミッションは、2リッターの「AS200」グレードが6速MTおよび4速AT、3リッターの「AS300」グレードはFRモデルが5速AT、4WDモデルは4速ATでした。

 車両価格(消費税抜)は、AS200(6速MT)が218万円、AS200(4速AT)が219万円、AS200 Zエディションが248万円(6速MT)/249万円(4速AT)、AS200 Lエディションが272万円(6速MT)/274万円(4速AT)、AS300(FR・5速AT)が276万円、AS300 Lエディション(FR・5速AT)が300万円、AS300 Nエディション(4WD・4速AT)が289万円、AS300(4WD・4速AT)が308万円、AS300 Lエディション(4WD・4速AT)が328万円でした。

 アルテッツァは、海外ではレクサスブランドで「IS」として販売されていました。またアルテッツァ ジータは「ISスポーツクロス」という名で販売されました。

 2005年9月に、日本で開業した「レクサスブランド」の第3弾となるモデルとして、アルテッツァの後継モデルが「IS」名で登場、アルテッツァという車名は1代限りで終了しました。

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 アルテッツァは「86の再来」といわれるほど鳴り物入りで登場しましたが、あまり人気を得ることなく終わりました。ただしチューニングパーツなども各社から豊富に登場したため、後輪駆動セダンのチューニングベースとして中古車市場では一定の人気を保っていました。

 現在の中古車市場では、ほかの人気スポーツモデルのような高騰は起きていません。アルテッツァ ジータは、そもそも不人気だったため中古車の台数は少なめですが、それでも安価で購入することが可能です。
 
アルテッツァ ジータが登場した2001年の出来事

・アメリカ同時多発テロ(9月)
・東京ディズニーシー開園(9月)
・米マリナーズのイチローがMVPと新人賞(11月)

2001年のヒット曲 

・明日があるさ:ウルフルズ
・天体観測:BUMP OF CHICKEN
・波乗りジョニー:桑田佳祐