日本でも2021年6月に登場した8世代目となる新型「ゴルフ」ですが、そのスポーツモデル「ゴルフR」が2022年内にも日本にやってくる予定です。どんなクルマなのでしょうか。

最高出力はついに300馬力を突破!

 8世代目となるフォルクスワーゲン(VW)新型「ゴルフ」が日本で登場したのは2021年6月のこと。翌月にはワゴンモデルの「ゴルフ ヴァリアント」が登場しています。

 そして同年12月には、本命となるディーゼルモデル「ゴルフ TDI」、そしてFFホットハッチモデルの「ゴルフGTI」が追加されました。

 新型ゴルフは2021−22日本カー・オブ・ザ・イヤーでインポートカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、その走りは高く評価されています。

 そんな新型ゴルフシリーズにおいて、まだ日本にやってきていないモデルが「ゴルフR」です。2022年中には日本にやってくる予定だといいます。

 新型ゴルフRとはどんなモデルなのでしょうか。

 新型ゴルフRは2020年11月に世界初公開されたフラッグシップ・スポーツモデルです。

 搭載するエンジンは直噴の2リッター直列4気筒ガソリン「EA888」の最強バージョン。最高出力320馬力・最大トルク420Nmを発生します。

 駆動方式は4モーション(4WD)。Rパフォーマンス トルクベクタリングを備えた4モーションは、エンジンの出力を4つの駆動輪に分配する新しいメカニズムで、駆動力をフロントアクするとリアアクスルの間だけでなく、2つの後輪の間でも可変的に分配するというもの。これにより、とくにコーナリング時のスピードを大幅に向上させるといいます。
  
 この4モーションはビークルダイナミクスマネージャー(VDM)を介して、電子デフロック「XDS」やアダプティブシャシコントロール「DCC」などとネットワーク化されています。

 これらの機能により、0-100km/h加速はわずか4.7秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇ります。オプションの「Rパフォーマンス パッケージ」を組み合わせると、最高速度を270km/hまで上げることが可能です。

 7速DSGが標準装備されている新型ゴルフRは、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは7分32秒。これは先代ゴルフRと比べて1周あたり最大19秒速くなっているといいます。

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 ゴルフRの歴史は、2002年に導入されたゴルフIVベースの「ゴルフR32」までさかのぼります。

 初代ゴルフR32は、241馬力を発揮する3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載、4WDを組み合わせることで0-100km/h加速は6.6秒というパフォーマンスを発揮しました。その後ゴルフR32は、2003年半ばからDSG(DCT)を搭載した世界初のVWモデルとなりましたた。

 2005年には2世代目ゴルフR32がデビュー。最高出力は250馬力に引き上げられました。その後、2009年のフランクフルト・モーターショーでゴルフVIベースの3代目「ゴルフR」が登場。このモデルから、エンジンは3.2リッターV型6気筒自然吸気から2リッター直列4気筒ターボ(TSI)に変更され、最高出力は270馬力になり、名前もゴルフR32からゴルフRに変更されました。

 2013年9月には、ゴルフVIIをベースにした第4世代ゴルフRが登場、最高出力は270馬力に向上しました。そしてゴルフVIIIベースの新型ゴルフRで最高出力はついに300馬力を突破、320馬力という出力を得ることになりました。