米国で新型「CR-V」が登場しました。6代目にフルモデルチェンジしたミドルSUVはどのように進化したのでしょうか。

過去25年間で「米国で一番売れているSUV」がフルモデルチェンジ

 米国ホンダは2022年7月12日、ミドルサイズSUV「CR-V」をフルモデルチェンジして発表しました。

CR-Vは初代が1995年に登場したSUVで、今回米国で発表された新型で6代目となります。

 ボディサイズは全長184.8インチ(4693mm)×全幅73.4インチ(1865mm)×全高66.6インチ(1692mm)、ホイールベースは106.3インチ(2700mm)という大きさです。

 現行型となる5代目CR-Vの日本仕様は全長4605mm×全幅1855mm×全高1680mm、ホイールベースは2660mmとなるため、比較すると全長はプラス88mm、全幅10mm、ホイールベースは40mmそれぞれ大きくなっています。全高はほとんど変わりません。

 エクステリアは「タフで洗練されたデザイン」を採用。より長く、より広く、より低くなった水平ベルトラインによる大幅に広いスタンスを採用することで新しいホンダのデザインの方向性を示しているといいます。

 インテリアもスポーティさとモダンさをあわせ持ち、上質な素材感と高級感を演出しています。インパネの上部はフロントガラスの反射や潜在的な視覚の妨げとなる要素を減らす最小限のカットラインで構成されています。

 グレードは大きく分けて2種類。190馬力・243Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載、CVTと組み合わせるガソリンモデルの「EX」「EX-L」、2リッター直列4気筒エンジンに2モーターを組み合わせ、トータル出力は204馬力・335Nmとなるハイブリッドモデルの「Sport」「Sport Touring」です。

 ハイブリッドモデルは第4世代となるもので、米国ホンダによるとこれまでのCR-Vのなかでもっともパワフルなモデルだといいます。

 AWDにはインテリジェントコントロールシステム搭載の「リアルタイムAWD」を採用しています。これは雪道や泥道などの滑りやすい状況でのトラクションを向上しました。また、CR-Vとしはて初めてヒルディセントコントロールを採用。全グレードに標準装備され、オフロード性能を向上させています。

 ガソリンモデルは2022年夏、ハイブリッドモデルは2022年内に米国市場で発売される予定です。

 米国ホンダのセールス担当アシスタントバイスプレジデントであるマイク・キステメーカー氏は「過去25年間でアメリカで最ももっとも売れているSUVとして、CR-Vは過去に重要な役割を果たしてきましたが、新型CR-Vで重要なのは将来的に果たす重要な役割です。 CR-Vハイブリッドは売上高の約50%を占めます」と、コメントしています。

 また「よりスタイリッシュで、より頑丈で、より技術的で、より楽しく運転できるこの第6世代CR-Vは、それが本当に重要な大規模なセグメントでクラス最高になります」ともコメントしました。
 
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 日本では、現行型の5代目が2022年8月末にも生産終了となる見込みです。この5代目は2016年にまず北米で登場し、日本は遅れて2018年に導入されました。

 今回米国で登場した新型CR-Vは日本導入の可能性が少ないといわれますが、トヨタ「RAV4」などライバルSUVも人気があるため、導入を期待したいところです。