日産自動車から4代目となる新型「エクストレイル」が登場しました。SUV人気の先駆けとなった先駆者はどんな進化を遂げたのでしょうか?

タフさと力強さ、上質さを兼備した新世代SUVプロポーション

 日産自動車の人気SUV「エクストレイル」がフルモデルチェンジ。4代目となる新型がデビューを果たしました。

 初代エクストレイルは、いまのSUV人気の先駆けとなったモデルです。歴代モデルは、本格SUVならではの力強い走りや利便性の高い装備、そして、他をリードする先進技術などを積極的に採用し、進化をつづけてきました。

 4代目となる新型エクストレイルは、初代モデルからのDNAである“タフギア”コンセプトを継承。そこへ新たに“上質さ”をプラスすることで、新しいSUVへと生まれ変わりました。

 アライアンスを組む三菱自動車の「アウトランダーPHEV」と共用の新設計プラットフォームを採用した新型エクストレイルは、フロントのオーバーハングが短縮されたこともあり、先代モデルに比べて全長が4660mmと30mm短くなりました。そして、全幅は20mm広がった(1840mm)一方、全高は20mm低くなった(1720mm)ことにより、ワイド&ローが強調された安定感あるプロポーションとなっています。

 エクステリアは、初代から受けつがれるタフな力強さに、余裕と上質さを感じられるエッセンスを加えた新世代プロポーションへと進化。ヘッドライトを、上段にポジションランプとターンランプ、下段にメインランプをレイアウトした2階建て構造としたのに加え、リアコンビネーションランプのインナーレンズに日本伝統の切子細工からインスピレーションを得た加工を施すなど、細部に至るまで上質さを追求しています。

●2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りを設定

 2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りを設定するキャビンは、ホイールベース(2705mm)や室内長こそ先代モデルと同等ですが、セカンドシートのひざ回りは先代モデルを上回る広さを実現。またセカンドシートは、従来比プラス20mmとなる260mmのロングスライド機構を備えており、居住性と積載性を好みや状況に応じてアレンジできます。

 サードシートはさすがに広大とはいえませんが、たまに3列目シートが必要、といった程度であれば、ミニバンではなく新型エクストレイルを選ぶのもアリでしょう。

 エクステリアと同様、インテリアのデザインも、タフさと上質な心地よさを兼ね備えたもの。コンソール部分を宙に浮かせたブリッジ構造のセンターコンソールにはラージサイズのカップホルダーが用意され、コンソール下にも収納スペースを確保しています。さらに、直射日光をさえぎるロールサンシェードをリアドアに備えていたり、しっとりとした肌ざわりと包まれる心地よさを実現した次世代シート素材“テーラーフィット”を採用するなど、快適性の追求にも抜かりはありません。

 ちなみにシート生地は、グレード別やオプションに応じて、タン色のナッパレザーや防水仕様など、全4種類を用意。こうした素材づかいもタフさと上質さのハイブリッドとなっています。

 ドライバーズシート正面に配されたメーターパネルは、2種類の表示モードを選択できる12.3インチの液晶タイプ。また、12.3インチのセンターディスプレイには、自然な言葉で操作できるハイブリッド音声認識機能や“Amazon Alexa”を搭載しており、多彩なカーライフをサポートします。

 気になる価格は、消費税込で319万8800円(2列シート・2WDの「S」グレード)から。タフギアと上質さをクロスオーバーした新型エクストレイルは、日常使いからこだわりのアウトドアアクティビティまで、多彩なシーンで活躍してくれそうです。