ネットショッピングの件数増加に伴い、宅配業者が玄関の前に商品を置いていく「置き配」が増えている。受け取る側も届ける側も、再配達等の手間を避けられるメリットがある一方、エントランスにもオートロックがかかっていてポストに不在票を入れられないといったトラブルもあるそう。そんな宅配業界の裏側を描いた、ゆきたこーすけさん(@kosukeyukita)さんの漫画「運び屋ゆきたの漫画な日常」が話題だ。本作について、ゆきたこーすけさん本人に話を聞いた。


■18リットルの水2本を階段で15階へ?過酷すぎる配達員さんのリアル

某有名運送会社の元ドライバーだったという経歴を持つゆきたさん。宅配業者の裏側を描き始めたきっかけについて、「もともとは宅配会社に勤めていたときに、社内の新聞に『4コマを描いてくれ』と言われたのが始まりです。

月1回発行される社内新聞に、宅配便を題材にした4コマを連載していたのですが、それが割と好評だったので、もっとたくさんの人に読んでもらえるようにアメーバブログ『ゆきたの四コマ宅配便(現在は『運び屋ゆきたの漫画な日常』にタイトル変更)』を始めました」と明かす。

現在は“漫画家兼ウーバーイーツ”というユニークな肩書きで活動しているが、「元宅配便の配達員として、ウーバーイーツにとても興味がありました。それまでにない新しい宅配の業態なので、どういうものなのか知りたい、体験したいというのがすごくありました。

また、好きな時間にやれるので、漫画を描きながらやるのに都合がいいというのもありました。ただ、現在は漫画だけで手一杯になっていて、ウーバーイーツはほとんどやっていないです…」と、“本業”が好調となったことでなかなか配達はできていない様子。

さまざまな“配達あるある”が描かれている本作だが、特に「これはひどかった!」というエピソードを尋ねると、「マンションに配達に行ったときに、しばしばエレベーターが点検中で使えないことがあるんです。それで18キロほどあるお水を2箱、15階まで階段でお届けしたことがあります。一度に持てないので15階まで2往復です。あれは参りました…」と告白。聞いただけでもゾッとしてしまう話だが、そうして日々自宅まで届けてくれる配達員さんへ感謝の気持ちを忘れないようにしたい。


取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)