上野の森美術館の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけ前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は休止・中止または内容変更になっている場合があります。ご注意ください)

■上野の森美術館ってどんなところ?ユニークな企画展や公募展が人気の美術館
東京都台東区にある上野恩賜公園は、モネ、ゴッホ、ピカソの絵画などが並ぶ国立西洋美術館や、ジャイアントパンダで有名な上野動物園など、数多くの美術館や博物館、動物園が点在していることで有名。そのなかでも「上野の森美術館」は、ユニークな企画展や公募展などの展覧会が人気で、幅広い層の人が楽しめる美術館となっている。

上野の森美術館は、1972年(昭和47年)に「財団法人日本美術協会」(当時)によって設立された美術館。常設展示はせず、期間限定で多彩なジャンルの公募展や企画展などの展覧会を行っている。ここでは、毎年開催されている人気の展覧会の見どころを紹介していこう。

■【見どころ1】自由な作品が魅力!「上野の森美術館大賞展」
「上野の森美術館大賞展」は、画壇への登竜門として知られる歴史ある公募展。将来の日本の美術界を担う有望な作家を応援するため、1983年(昭和58年)から毎年4月から5月頃、約10日間にわたって開催されている。日本画・油絵・水彩・アクリル・版画などの素材の違いや、具象・抽象にとらわれず、既成の美術団体の枠を超えて応募される意欲的な絵画作品を展示しているので、企画展とはまた異なる雰囲気が味わえておすすめだ。

■【見どころ2】将来活躍する若手作家の作品に出会えるかも?「VOCA展」
正式名称は「VOCA 現代美術の展望ー新しい平面作家たち(The Vision Of Contemporary Art)」。「VOCA展」は平面作品を対象とした、将来世界的に活躍が期待される有望な若手作家の支援を目的とした展覧会。毎年3月頃に約20日間にわたって展示を行っているので、「これから活躍する人たちの作品をこの目で見てみたい」という人や、「これまで見たことのない作品を見てみたい」という人は、ぜひ訪れてみよう。

■【見どころ3】幅広い層の人が描く身近な作品が魅力的!「日本の自然を描く展」
「日本の自然を描く展」は、絵を描くことを職業としている人から趣味で絵を描いている人まで、絵を描くことが好きで楽しいと思っているさまざまな人たちが、気軽に自分の作品を発表できるような展覧会。例年では8月に約20日間にわたって展示されるが、2020年は9月11日(金)〜9月30日(水)に4期に分けて開催された。

今年は課題部門と自由部門に分けて作品を募集。作品の中には、身近な風景や風物、人物、静物をモチーフにした日本画、油絵、水彩画、版画などがあり、作者がその目で見て感じた魅力が込められている。特に課題の「日本の自然」では、日本の魅力を再発見することができるのでおすすめだ。

■【見どころ4】規模もさまざま、企画展にも注目!
美術館の1階と2階の広い展示室では、過去に「進撃の巨人展」や「井上雄彦 最後のマンガ展」などで漫画にまつわる作品が展示されたほか、「フェルメール展」や「木梨憲武展」(※新型コロナウイルスの影響で会期が中止・延期)など多彩なジャンルの企画展が開催されており、幅広い層が楽しめる場となっている。ほかの展覧会とは違った面白さがあり、圧倒的な人気を誇っている。

■【イベント】本格的なアートスクールで美術を学ぼう!
別館3階では、油絵や水彩画、アクリル、日本画を学ぶことのできる「上野の森アートスクール」が開かれている。コースの種類も、6カ月のコース「通常講座」や、土日の単日から2日間で修了する「単発講座」、GWや夏休みなど季節ごとに開催される「特別講座」があり、自分に合った方法で絵画を学ぶことができる。受講料は選択する講座によって異なるので要確認だ。

また、毎年2月にスクール生を対象とした展覧会「アトリエ展」と、講師陣の作品を展示する「SCENE展」が開催される。講師やスクール生がどんな作品を作るのか気になる人は足を運んでみよう。

■【混雑情報】作品をゆっくり鑑賞したい人には平日15時以降がおすすめ!
混雑状況は展示されている作品によって大きく変わってくる。例えば、過去に行われた「ゴッホ展(2019)」などの人気作家の展覧会は特に混雑し、休日・祝日は開館前から大勢の人が並んだとか。さらには、チケット売り場やグッズ売り場、カフェなども大変混雑していたとのこと。このような場合は、休日だけでなく平日でも混雑している場合があるので注意だ。

そのため、人気の展覧会は平日の15時以降に行くのがおすすめだ。比較的早めに入ることができ、なにより人気の作品をじっくり鑑賞することができる可能性が高い。よりスムーズに入場するにはオンライン上でチケットを購入しておくのがベスト!今後は日時指定制でチケットを販売することが多くなりそうなので、事前にチェックして訪れよう。

■【グルメ・お土産】疲れたら人気のカフェで一休み
展覧会を見て回ったあとは、エントランス正面にあるショップ&カフェ「Cafe MORI」がおすすめ。注文を受けてから1杯ずつ丁寧にドリップをして煎れるコーヒー(税込500円)はファンが多い。メニューのなかでも、「本日のケーキセット」(税込900円)がイチ押し。ケーキは定番の「りんごのタルト」と「季節限定のケーキ」から選べるので、好みの方をおいしいコーヒーとセットで味わおう。

また、ここではお土産として、上野の森美術館の人気オリジナルグッズ「上野の森美術館オリジナル・一筆箋」(税込400円)が購入できる。これは上野公園にある「西郷隆盛」と薩摩犬の愛犬「ツン」の銅像をモチーフに、ほのぼのタッチでかわいらしくデザインした商品で、上野公園らしさがあって人気だ。

営業時間は10時〜16時45分(ラストオーダーは16時30分)。利用するには美術館の入場券が必要で、美術館が休館日の場合はこちらも休みとなっている。(※現在は新型コロナウイルスの影響で休止中だが、ミュージアムグッズは販売中)

■【おすすめ】施設担当者に聞く!今後の上野の森美術館
「現在は、コロナウイルス感染防止対策のために対策を講じて所蔵作品展を開催中です。今後も当館の特徴である独創的な企画展・特別展を定期的に開催していく予定ですが、withコロナのなかこれまでどおり、みなさまにどうやって楽しんでいただけるか、今後の活動にも注目いただければと思います」(上野の森美術館 広報・担当)

■【アクセス】JR上野駅から徒歩3分、複数ルートあり
最寄り駅であるJR上野駅 公園口から徒歩3分。このほかに、東京メトロ銀座・日比谷線上野駅、京成電鉄京成上野駅からも徒歩5分とさまざまな行き方があり、非常に交通アクセスが良い。

また、上野の森美術館には専用の駐車場がないので、車で行く場合は一番近くの有料駐車場「上野パーキングセンター」を利用しよう。この駐車場内のエレベーターを上がると、上野の森美術館のすぐ裏側に出ることができる。料金は30分300円、平日1日最大2000円、土日祝1日最大3000円。美術館を利用した場合、入場券の提示で10%の割引が受けられる。人気の展覧会の時期は満車になる場合があるので、周辺のパーキングを利用しよう。

■【新型コロナウイルス感染予防対策】
・入場口にアルコール消毒液を設置しております。手指の消毒にご協力ください。
・入館時に検温を実施しています。37.5度以上の場合はご入館をお断りします。
・入館時はマスクの着用をお願いいたします。スタッフもマスクを着用します。
・展示によって日時指定制の入場券を販売し入場者数を制限させていただきます。事前に入場券の販売方法をご確認ください。
・お客様同士の間隔確保にご協力をお願いいたします。
・飛沫防止のため、会話は控えお静かにご鑑賞いただきますようお願いいたします。
・多くの人が触れるドアノブ、手すりなどは消毒液などによる清掃を強化しています。
・展示室内の温度・湿度を調整し、換気に努めています。
・対面カウンターには、飛沫感染防止パーテーションを設置しています。
・現金ではなく、電子マネーの利用を推奨しています。金銭・チケットを受け取る際には、コイントレーを使用しています。
・スタッフは出勤時に検温を行い、手洗い、うがい、手指消毒などを徹底し健康状態を確認します。
・来館者・スタッフに新型コロナウイルスの感染者が確認された場合、保健所と適切に連携して対応するとともに、必要に応じ公式サイト等でお知らせします。
・カフェは当面の間、営業しておりません。
・当館は、東京都が定める感染防止対策を実施し「感染防止徹底宣言ステッカー」を取得しています。

取材・文=邉見椋

<施設情報>
住所:東京都台東区上野公園1-2
アクセス:【電車】JR上野駅公園口から徒歩3分または、東京メトロ銀座・日比谷線上野駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩5分
営業時間:10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで) ※展示により変更される場合あり
定休:不定 ※展示によって異なる
駐車場:なし
料金:展示により異なる

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年8月時点の情報です。