カステラを中心に、素材や製法にこだわった様々な和洋菓子作りを行うブランド「黒船」。2003年の創設以来、看板商品となっている「黒船カステラ」(1本1200円)が、10月1日(木)に初のリニューアルを果たした。

今回は編集部・三浦が、ひと足先にパワーアップしたカステラを実食。開発者が語る、おいしさの秘密やアレンジ方法も紹介する。

■リニューアルの鍵は小麦粉!進化した食感に感動

目の前に置かれたカステラを見て、一番に思ったことは「大きい」だった。「黒船カステラ」は明らかに一般的なカステラよりも背が高く、ずっしり感が伝わってくる。「うちのはよそより少し大きめに作っていて。でも最後まであっさり食べられるのが特徴です」と開発担当の植尾匠さんは言う。

創設以来、おやつとしても手土産としても親しまれてきた黒船カステラ。今回リニューアルに至った理由に、「シンプルな作りだからこそ最先端を追い求めたい」という気持ちがあったそうだ。

「材料のなかでも、もっともこだわり抜いたのは小麦粉。今まで使用していた国産のものに、新たに石臼でひいた香りが豊かなものをブレンドして食感も新しくしました。また、本来カステラには使用しない乳製品にもこだわり、洋菓子のようなふんわり感をプラスしています」と植尾さん。

「和菓子だけど洋菓子としても味わってほしい」と、和洋にとらわれない独自の発想で生まれた黒船カステラは、フォークを通すだけでもっちりとした弾力を感じる。「ちょっと重めなのかな?全部食べ切れるかな?」と思いながらも口に運んでみると、ケーキのスポンジのようにふわふわで、軽やかな口当たり。

しっとり感を出すために、乳をふんだんに使って水分量を多く残している影響でザラメは付けておらず、それが均等な甘さを生み出し、小麦の甘味や卵のほわっとした香りが直に感じられた。

■毎日変わる味わいは必見!洋菓子風のアレンジも

素朴な味わいのカステラだが、1本まるまる楽しむ提案も。製造から7日間しか日持ちしないが、「1〜2日目までは焼きたてのふんわりとした食感を、3〜7日目では少し寝かせたしっとり感を楽しんでほしい」と植尾さん。

また、公式Instagramでは和菓子の垣根を超えたアレンジレシピも公開。軽くトーストしてアイスクリームをのせるという気軽なものから、ショートケーキの土台として使用するという大胆すぎるものも。取材時につい「贅沢すぎません!?」と口にすると、「でしょ!でもそうやって食べてもらいたいんです」と植尾さんは笑顔を見せた。

一本一本丁寧に焼かれているカステラは、パッケージにも人気の秘密が。商品名の左側を見ると、焼いた人の名前が書かれており、製造者によって味わいも少し変わるとのこと。お客さんからの指名買いもあるのだとか。

「和菓子をもっと楽しく最先端に」という思いで進化した「黒船カステラ」。アレンジレシピも駆使しながら、新しいカステラの食べ方を探してみるのもいいかもしれない。

取材・文=三浦あやか(ウォーカープラス編集部)