6歳の女の子・さっちと4歳の男の子・とっくんを育てる、くもやあきこさん(@akikokumoya)の子育て漫画。ほんわかしたタッチで描かれる姉弟がかわいいと人気に。そんなくもや一家が“保護猫カフェ”なる場所で、新たな家族をお迎えした漫画が注目を集めている。

■ペットショップ以外の選択肢。保護猫カフェで猫とお見合い
先代猫のカリンちゃんが亡くなって1年以上経ち、新しい家族をお迎えする決意を固めたくもや一家。ペットショップではなく、譲渡会などで譲り受けるつもりだったくもやさんは、ひょんなことから“保護猫カフェ”の存在を知ることに。

動物の殺処分問題への関心が高まっている昨今、保護猫たちと出会う場の一つとして注目されている保護猫カフェ。保健所に保護された猫の里親募集を兼ねたカフェで、猫を飼いたいと思っている人はもちろん、ただ猫たちと遊ぶだけでも入店料などの売上が保護猫の支援に繋がるのだ。

最初は遊び目的でカフェを訪れたはずが、デビュー前の猫たちの写真を見ていると気になる子を発見。いつの間にかお見合い希望を出していたのが、今の猫たちとの出会いだそう。

「主人は生まれた時から実家で猫を飼っていて、私は猫を飼ったのはカリンが初めてです。昔から猫は好きでした」と、くもやさん。スタッフさんに相談すると、「小さなお子さんがいるのなら、一緒に遊んでくれる子がいるといいかも」と、助言をもらい、希望していたハチワレ猫(ひたいの模様が「八」の字のようになっている猫)で、気まぐれな女の子と面倒見のいい男の子の2匹をお迎えした。

フォロワーからの反響について、「保護猫や保護猫カフェの存在を知らない方が多く、勉強になったという声も多かったですね。またこの漫画を見て、保護猫カフェに行ってくださった方もいらっしゃるみたいです」と、くもやさん。漫画では譲渡の全体の流れや必要なものも描かれていて、「猫をお迎えしようとしている人の参考になれば」と話す。

■1週間のトライアル期間で、子供たちもすっかり仲良しに
お迎えする猫が決まると、飼育環境のチェックや譲渡金の支払い、万が一の時に猫を預かることができる保証人の届出などを行う。カフェによりまちまちだが、再び捨てられることがないように、ルールが定められていることが多い。くもやさんが利用したカフェの場合、1週間のトライアル期間を経て、猫も人も問題がなければそのまま引き取ることができる。

先代猫のカリンが警戒心の強い猫だったこともあり、最初は少し怖がっていた子供たち。しかし、人懐っこい性格の2匹だったため、すぐになじんでいったのだとか。保護猫カフェにいる猫たちは保護されてすでに飼われているため、ある程度性格がわかっており、譲渡時に「こういう性格の子がいい」と希望できるようになっている。

名前は琥珀(こはく)と雲母(きらら)に決定。これからも雲母と琥珀のお話は定期的に投稿する予定とのこと。

■クスッと笑える育児漫画も。大人の隠語「MKの幸せ御膳」に共感の声多数
2019年の9月ごろから定期的に更新しているという育児漫画。なかでも一番反響があったのが、家庭内での隠語を描いた「バレてはいけない」。

「ハッピーセット→幸せ御膳」という言い換えが絶妙で、これには読者から「うちも隠語使ってます(笑)」という声が多数寄せられ、「アンパンマンジュース→やなせたかし飲料」「トイザらス→キリン邸」「ディズニーランド→ネズミ御殿」などユニークな言葉が集まった。どの家庭にも子供たちにバレてはいけないものがあるようで、苦労している様子…(笑)。

子供たちと動物のエピソードでは、弟・とっくんの怪しげな発言や姉・さっちの謎行動がなんともかわいい!動物好きのくもやさんの影響もあって、子供たちの動物知識も豊富だ。

■自分の『好き』を漫画やイラストにして発信
中学・高校と美術部で、美術系の大学にも通っていたくもやさん。友達に「漫画描いてみたら?」と言われ、iPadを購入したのをきっかけに、本格的に描き始めた。現在はイラストレーターとして本の挿絵やLINEスタンプを制作するかたわら、InstagramやTwitterで育児日記や特撮イベントレポを投稿している。

「これからも自分の『好き!』を漫画やイラストにして発信していきますので、私の好きな物や人たちが少しでも多くの方々の心に残ったら嬉しいです!」と、くもやさん。これからの更新も楽しみだ。

取材・文=江口琴音(glass)