のんびりとした下町情緒が漂う清澄白河で、ロースターやコーヒー店が増え続けている。その先駆けが2012年オープンの「The Cream of the Crop coffee」。焙煎所がメインの店は当時ほかにはなく、口コミで評判が広がった。そんな東京イーストエリアの町に続々と登場している地元店主の店から外資系まで、代表的なロースタリー&カフェを案内しよう。

■ 焙煎から抽出までのライブ感を味わう「The Cream of the Crop coffee 清澄白河ロースター」

「ピエール マルコリーニ」の運営会社が手がける焙煎工房。元工場を利用した空間にロースターがあり、すぐ脇で5、6種類のスペシャリティコーヒーを抽出。焙煎したてのフレッシュなアロマと旨味を堪能できる。

一度に35kg焙煎できる最新鋭のマシンを使用し、豆の個性を最大限に引き出したドリップコーヒー(S・450円から)などを楽しむことができる。

<Coffee Data>自家焙煎:あり 豆の種類:5〜6種類/エチオピア(浅煎り)、コスタリカ(中煎り)、ケニア(中煎り)、インドネシア(中煎り)ほか

■ ニュージーランドのコーヒー文化を体感「ALLPRESS ESPRESSO TOKYO ROSTERY&CAFE」

2014年8月に上陸したニュージーランド発のロースタリーカフェ。かつての木材倉庫をリノベーションした店内では家庭用コーヒー豆やコーヒー用品の購入も可能だ。

アラビカ種のブレンドやシングルオリジン(種類は不定期で変更)といった豆をガラス越しにそびえる巨大なスマートロースターで毎日焙煎。最高品質のアラビカ種にこだわり、熱風式焙煎で、酸味・苦味・甘味が絶妙なエスプレッソに仕上げている。

泡の少ないミルクがエスプレッソとマイルドに交わる「フラットホワイト」(430円)。

<Coffee Data>自家焙煎:あり 豆の種類:2種類/アラビカ種4種類のブレンド(中煎り)、シングルオリジン(種類は不定期で変更)

■ 深煎りのコクに浸る時忘れカフェ「fukadaso cafe」

地元出身の女性店主が築50年のアパート兼倉庫を改装し、2014年6月にオープン。コンクリートの床にアンティークな家具が置かれた店内は時の流れがゆるやか。

近所の焙煎所「ARiSE(アライズ)」の深煎りブレンドで淹れる「コーヒー」(450円)のお供には、自家製の焼き菓子「スコーン」(300円)をぜひ。

<Coffee Data>自家焙煎:なし 豆の種類:1種類/「ARiSE COFFEE ROASTERS」のオリジナルブレンド(深煎り)

■ コーヒーとアートがつなぐ交流の場「gift_lab GARAGE」

2015年2月にオープンしたギャラリー・ショップ・カフェの複合スペース。カフェでは、三軒茶屋の名店「オブスキュラ」の豆を使用。直々に指導を受け、ハンドドリップで抽出する「コーヒー」(500円)は、クセがなく、香りが良くて飲みやすい。

「コーヒー店が集中しているのは、町の魅力につながるので、短いブームでは終わらないはず」と話すのは、オーナーの後藤寿和さん。ローカルな町で花開いたコーヒー文化の今後に、目が離せない。

<Coffee Data>自家焙煎:なし 豆の種類:2種類/ブラジル イルマス・ペレイラ農園(深煎り)、メキシコ サンタクルス農園(浅煎り)【東京ウォーカー編集部】