山・川・里の風光明媚な自然に包まれた宮城県北西部の街・大崎市。仙台市中心部から車で約1時間と好アクセスな山あいに、コンパクトで快適なキャンプ場「HOSOMINE BASE(細峯ベース)」がある。キャンプインストラクターによる安心サポート、レンタル品や販売品の充実したラインナップ、清潔感あふれる共用スペースなど、手ぶらでもOKな設備・サービスはさることながら、アウトドア初心者でもベテランキャンパーでも心をくすぐられるその魅力は“ちょうどよさ”。人柄が素敵なご夫婦が手作りで築いた、アットホームなこの施設を取材した。

■【アクセス】新幹線もOK!車でも電車でもアクセス至便な立地
「HOSOMINE BASE」へのアクセスは、車と電車の2通り。まず車の場合は、東北自動車道・古川ICから国道47号を経由して約15分。国道沿いにはスーパーやコンビニがあり、最寄りのスーパーからは車で10分ほど。仙台方面から向かうのであれば途中の富谷市にコストコがあるので立ち寄るのもおすすめだ。

電車の場合はJR岩出山駅下車後、タクシーに乗り換え約8分で到着。東北新幹線が停車するJR古川駅からは5駅(約18分乗車)と近く、首都圏や県外からも訪れやすい立地となっている。

■【ロケーション】オーナー夫妻が惚れ込んだ、小さいけれど自然豊かな最高の土地
元は木々が生い茂る土地だったというキャンプ場は夫婦自らが整備。誕生のきっかけをオーナーの遊佐(ゆさ)夫妻に伺った。

「やっぱり今は便利だけど忙しい時代ですよね。人と人のつながりが薄れたり…。人間が本来持つべきものに立ち返る必要があるのではないかとずっと考えていました。そんな時に以前から趣味であったアウトドアにヒントを得て、火とか道具とか、自然の力を“キャンプを通して”提供できる場所を作ろうと決めたんです」と遊佐夫妻。

目指したのは、アウトドア初心者はもちろん、未経験者やファミリー、ベテランでも快適に過ごせるキャンプ場。「キャンプのハードルを下げ、自然の素晴らしさを伝えたい」という思いから、初心者にも気軽に利用してもらえるよう、レンタル品や販売品なども豊富にそろえ、またキャンプインストラクターの資格を持つオーナーが設営を無料でサポート。

「難しいことは抜きにして、まずはただ自然を感じてほしいです。自然って、アウトドアって、こういうことなんだと。手ぶらでも気軽にキャンプを楽しんでいただけるよういろいろ用意しています」と健治さん。

この施設には区画サイトが4つとグランピングサイトが3つあり、コンパクトな規模感がアットホームでちょうどいい。ここからはそれぞれのサイトの特徴を見ていこう。
■【区画サイト】ソロキャンプデビューにも!レンタルも充実
キャンプ場の南側にある区画サイトは、人工芝と土の部分からできており、向かいの牧草地を望める視界が開けたエリア。7×10メートルの縦長な区画が横に4つ並び、それぞれAC100Vの電源や荷物置き台を設置。人工芝にペグを打つことも可能で(プラペグ、VペグはNG)、芝のおかげでテントが汚れる心配もあまりない。焚き火や薪ストーブなど火を扱う時は土の上で利用しよう(焚き火シートは必須)。

区画サイトでは、テントセットやギアセット(キャンプ用品)のレンタルも可能。取材の日に新調したばかりという「楽々セットM」は、ワンタッチタープと吊り下げ式のテントがセットになっており、初心者でも簡単に設営できるタイプ。定員2〜4名までで1式4400円。ちなみに1泊でも連泊でも費用は変わらないそう。

ランタン、寝具、テーブル、チェア、食器、調理器具など基本装備がセットとなったギアセットは、人数に合わせて用意可能(ソロセット4400円〜)。不足分は個別にレンタルでき、手ぶらでキャンプできるのが魅力だ。

ほかにもさまざまなタイプのテントやBBQコンロなども用意されているので、ホームページで事前に確認し、オーナーに相談しながらレンタルしよう。初心者がいきなりキャンプ道具をそろえるよりも、いろいろ試してみながら使用感をつかめるのもレンタルのいいところだ。

■【グランピングサイト】贅沢に過ごせる3つのスタイルからチョイス
グランピングサイトにはテーマの異なる3つのテントが用意されている。すでにテントは設置済みで、食事はガゼボ(洋風東屋)かタープ下でとることができる。

グランピングというとホテルのような豪華な食事が付いたり、準備も調理も“すべておまかせ”といった施設も多いが、「HOSOMINE BASE」ではあえて利用客に任せている部分も。「みんなと何を食べるかを決めて、食材を準備して、子供たちも一緒に調理して…というのがキャンプの醍醐味ですよね。ハプニングなんかがあるとそれもまた思い出になって(笑)。もちろん困ったことがあればお手伝いはしますが、アウトドアを思う存分楽しんでもらいたいです」と健治さん。

まず1つ目に紹介するのは「かわいいスタイル」。“かわいく華やかな非日常”をコンセプトとし、カラフルなガーランドやクッションなどがアクセントになった空間。定員は4名までで、家族、同職場、ワクチン接種済みの方の利用に限り、最大6名まで追加可能。4名分の布団が用意され、追加分からはシュラフ泊となる。

テントの窓を開ければ外の景色が一気に広がり、心地よい風が吹き抜けていく。オーナーこだわりのインテリアも雰囲気にマッチしていて、女子会やファミリーにおすすめのスタイルだ。

「かわいいスタイル」の食事は、テントの向かい側にあるガゼボにて(テント内の飲食は不可)。ウィンターデイキャンプでも使用されるガゼボは、リビングにソファとテーブルが用意され、隣に火を起こして食事や焚き火を楽しめるスペースを設置。雨もしのげる快適な造りとなっている。

2つ目のスタイルは「ラグジュアリースタイル」。“ちょっと大人でラグジュアリー”をコンセプトに、上質感の漂うインテリアでまとめられている。

定員は4名までで、最大5名まで利用OK。食事はテントの向かい側にあるガゼボを利用(テント内の飲食は不可)。「かわいいスタイル」と同じ設備が用意され、こちらはブラックが効いたシックな雰囲気の中で大人なひとときを過ごせる。

そして3つ目は「クールスタイル」。テントもアイテムも人気のアウトドアブランド「CHUMS(チャムス)」で統一されていて、“CHUMSコーデでクールかわいい”がコンセプト。

定員は4名までで最大6名まで追加可能、すべてシュラフ泊となっている。食事はテント前に設営されたタープ下にテーブル&チェアが用意されており、食器にいたるまでCHUMSブランドなので、CHUMSファンにはたまらない空間だろう(テント内の飲食は不可)。タープからの景色も抜群で、夜が更けるまで話が尽きなさそうだ。

またグランピングサイト宿泊者は無料でハンモックも利用できる(区画サイト利用者は1台550円)。各テントには除湿器、サーキュレーター、空気清浄機も完備しており、室内でも快適に過ごせそうだ。
■【管理棟1】利用者みんなが気持ちよく使える清潔な水回り
オープンが2020年7月ということもあり、まだ新しさが残る管理棟の共用スペースは、常に清潔な状態が保たれている。管理棟の外には食器洗い専用のシンクが3台あり、網などを洗うシンクも別途設けられている。環境に配慮した洗剤や網を洗うブラシなど、設置されているものは自由に使ってOK。オーナーが常駐しているので、定期的な見回りもあり安心だ。

管理棟には多目的トイレを含むトイレが2つ、予約制で使えるシャワールームが2つ、パウダールーム(洗面所)が2つ用意されている。施設全体で1日最大7組までの受け入れのため、混雑することも少なくストレスフリー。

■【管理棟2】レンタル&販売品の豊富なラインナップ
グランピングサイト利用者は無料、区画サイト利用者には有料で、食器や調理器具などのレンタルを行っている。食器は茶碗や深皿、コップ、カトラリーなどを必要な分だけ各自選んで持っていく。調理器具はトング、ヘラ、まな板、包丁、フライパンなどひと通りそろっており、塩・コショウ・オリーブオイル・醤油などの調味料も用意。

管理棟では、キャンプ場経営を始める前はエンジニア系の会社社長だったというオーナーが制作した「HOSOMINE BASE」オリジナルグッズを販売している。アウトドア好きならではの視点が存分に反映されたアイテムは要チェック!

■【グルメ】米どころ大崎市の白米を堪能!メスティン炊飯無料サービスも
実は宮城県大崎市は、「ササニシキ」「ひとめぼれ」など日本を代表するブランド米の誕生の地で、良質米の産地。せっかく訪れたのなら、米どころ大崎市の白米を楽しんでもらおうと、メスティンで炊いて味わえる体験を無料で実施中!(1名約0.5合、4月後半〜10月まで)

また地元の手作りハムメーカーの照り焼きチキン(550円)や、夏はオーナーが釣ってきた天然アユやイワナ(1尾各440円)も購入可能。その他食材は持ち込みが基本となっているが、冬季限定のウィンターデイキャンプは、キャンプ飯ランチがセットになったプラン(1名2970円、2名〜)となっている。

飲み物の販売は、コーヒー、お茶、ソフトドリンク、ノンアル飲料、ビール、レモンサワー、ハイボール、スパークリングワインなど充分すぎるほどの品ぞろえ。地元大崎市のイタリアン・フレンチレストランのシェフ兼ソムリエが、キャンプに合うイメージでセレクトしたというワインは、ワイングラスで提供される。地元の日本酒も並び、お酒好きにはたまらないラインナップだ。

この施設では、レンタル品、販売品、宿泊料などすべての支払いはキャッシュレス決済限定となっている。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの各種サービスが使えるので、事前にチェックしておこう。

■【アクティビティ】イワナ釣り体験で子供も大人も大満足
「HOSOMINE BASE」から車で10分のところにはイワナやヤマメを釣れる釣り堀があり、そこでGETした魚を持ち帰ってBBQで焼くこともできる。1日2組の予約制で、利用時間は90分(11:00〜12:30、13:00〜14:30)。竿代200円(エサ付き)で、釣った魚は1匹200円での買い取り制。初心者や子供向けのファミリー釣り堀なので、気軽にチャレンジしておいしい魚をGETしよう!

■【おすすめポイント】オーナー夫妻の心遣いを感じる安心のサービスと設備
小屋型シェルターは、風や雨が強まった時など一時的に避難できるようになっている。最近では赤ちゃんの夜泣きで困っていたお母さんを案内したそうで、幼い子供を持つ親の気持ちに寄り添った親切なサポートがありがたい。

現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小しているが、希望があれば管理棟内のバーカウンターで、お酒を飲みながらキャンプのアフタータイムを楽しむこともできる(4名限定、22:00まで)。オーナー夫妻と会話しながら、アウトドアの魅力を思う存分語り、思い出に残る夜をまったりと過ごしてみてはいかがだろうか?

ソロキャンプにもちょうどよい規模感と、アウトドア初心者のために考え抜かれた数々のサービス。そして木々に囲まれた自然のなかでゆっくりと静かに過ごす一日。身も心も浄化されるそんな最高な体験がここでは待っている。


取材・文=ジェンティーレ恵

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