佐賀県の西部にある武雄市。町の中心には1300年の歴史を持つ「武雄温泉」がある。保湿性に優れ、肌になじんでしっとりすることから“美人の湯”と呼ばれている。温泉以外にもたくさんの魅力があふれる武雄市に出かけてみよう。

■ 15万坪の大庭園が人々の存在によって変化するアート空間に

優雅に泳ぐコイ、水面に浮かぶ蓮。一瞬、本物かと戸惑うが、実は池を使ったデジタルアートで投影されている。7月14日(金)〜10月9日(月)まで、お絵かき水族館などで有名な「チームラボ」が御船山楽園で「御船山楽園 かみさまがすまう森のアート展」を開催。暗闇の中で音楽とともにコイの動きの軌跡によって描かれる光。そんなデジタルに「人が小舟を漕ぎ進む」というリアルな演出が加わることで、機械的な印象から一気に人の温度を感じられるアートへ変化する。今年からは、御船山楽園内の稲荷大明神にある巨岩に滝を投影した「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」や、訪れた人々が描いた生き物が大浴場で動き出す「Graffiti Nature - 廃墟の湯屋に住む生き物たち」など、昨年以上にアート作品が増えてさらにパワーアップしている。【Best Timing】7〜10月【絶景までの最短アクセス】太宰府ICから車で約1時間24分

[御船山楽園]佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100 / 0954-23-3131 / 7月14日(金)〜8月14日(月)は20:00〜22:30、8月15日(火)〜10月9日(月)は19:30〜22:30 / 大人1600円、中高生1200円、小学生800円、未就学児無料

■ トロトロの自家源泉はまさに天然美容液

御船山楽園から車で5分。創業100年超の「大正浪漫の宿 京都屋」は、ロビーにはアンティークオルゴールなど長い歴史を刻んだ調度品が置かれた、その名の通り“大正ロマン”がコンセプトの宿。大浴場の内湯は、深夜の立寄り利用もできるので、御船山楽園でデジタルアートを満喫した後に利用するのもよし。pH8.2の弱アルカリ性の泉質で、湯上りは肌がしっとりすると女性にも好評だ。

[大正浪漫の宿 京都屋]佐賀県武雄市武雄町武雄7266-7 / 0954-23-2171 / 内湯11:30〜翌朝10:30、露天・サウナ11:30〜22:00※水曜は15:00〜、 / 大人1000円、小学生500円、小学生以下無料、バスタオルレンタル100円

■ 人気書店とのコラボで図書館のスタイルを革新

新しいスタイルとして全国からも注目を集める「武雄市図書館・歴史資料館」は、音楽・映像のレンタルショップやコーヒー店などが併設された図書館。武雄市民以外でも図書を借りられ、宅配便返却(有料)も可能。授乳室や子供用トイレを完備しており、子連れでも安心して利用できる。また、常時さまざまな企画展が行われているので、何度訪れても楽しめる。

[武雄市図書館・歴史資料館]佐賀県武雄市武雄町武雄5304-1 / 0954-20-0222 / 9:00〜21:00

■ 素材の良さを活かす卵屋メイドのパンケーキ

最後は、養鶏場が営む卵と洋菓子の店「たまご家」に併設するカフェ「ひよこカフェ武雄店」にも立ち寄ってみて。新鮮卵の風味を活かしたパンケーキが看板で、「フワッフワの玉子焼きみたい」という驚きの声が続出するほど。おすすめメニューは、バニラアイスや甘酸っぱいブルーベリーソースがマッチした「ブルーベリーパンケーキ」(850円)。土曜、日曜は時間帯により満席になることがあるほどの人気店だ。

[ひよこカフェ武雄店]佐賀県武雄市朝日町甘久1288 / 0954-22-0402 / 10:00〜17:00(LO)、日曜祝日は11:00〜 / 水曜休み

【九州ウォーカー編集部】