九州のロングセラー商品の秘密にせまる「メインド・イン・九州」。今回は、竹下製菓の「ブラックモンブラン」をピックアップ!

■ ブラックモンブラン(108円)

バニラアイス、チョコ、クランチの絶妙なバランスが人気の秘密。コク、香り、食感などにこだわり、発売以来、改良を重ねているが、当初からの“ブラックモンブランらしさ”は今も変わらず。クランチが落ちにくい工夫も施している。

■ おいしさと楽しさを極めたアイスの最高峰

発売から48年、竹下製菓の看板商品で、不動の人気を誇る「ブラックモンブラン」。アイスといえば砂糖水に色を付けただけのキャンディタイプが主流の時代に、バニラアイス、チョコレート、クランチという洋菓子風な組み合わせは画期的だった。発売されたのは1969年、3代目の竹下小太郎がアルプス山脈のモンブランを見て「この白い雪山にチョコレートをかけたら、さぞおいしいだろう」と思ったのが始まり。もともと西洋菓子を作っていた経験から、その斬新なアイデアは生まれたという。濃厚な味わいで、高級感あふれるアイスは、夏前に発売されるも、秋から冬にかけて徐々に人気を博し、今でいう“冬アイス”のはしりとなる。その真新しさ、おいしさに加えて、子供心をつかんだ“当たりくじ”の楽しみも、広く支持されるようになった所以だ。

現在、1日20万本を生産する大ヒット商品だが、その地位に甘んじることなく、味、製法、当たりの仕組みなど、今も懸命に模索している。「世に送り出すのは、作り手がおいしい、楽しいと間違いなく思える商品だけ」。その真摯な姿勢こそ、永く愛され続ける理由だ。

■ ヒットの裏側

発売当初、“当たりくじ”は現金や、ゲームなど子供の欲しがるものが多かったが、その後、点数制にすることで、貯めることが好きな日本人の性格にマッチしファンを獲得していく。販売店と客とのコミュニケーションのきっかけ作りにもなっており、そこから上がってくる声を、大切にしている。

【九州ウォーカー編集部】